【自動車】トヨタのテストコース計画、橋4カ所増設「動物配慮」  [09/11/28]

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 愛知県企業庁とトヨタ自動車が同県豊田、岡崎両市境で進めているテストコース建設
計画で、同社が予定地内の改変面積を10ヘクタール削減し、動物の移動経路を確保する
ための橋を新たに4カ所増やすなど、土地利用構想を変更していたことが分かった。
予定地内には貴重な野鳥や動物の生息が確認されており、同社が環境に配慮した結果という。

 県企業庁とトヨタ自動車によると、予定地西側の研究施設開発用地の一部が、環境省
レッドリストで準絶滅危惧(きぐ)種に指定されている猛禽(もうきん)類の生息地域に
近いことが分かり、この部分を森林のまま保全する。造成工事などで改変する面積は、
昨年9月に同庁が発表した280ヘクタールから270ヘクタールに減る。

 一方、動物の移動に配慮し、生息域を分断しないよう、コースを橋梁(きょうりょう)
化する部分をこれまでの1カ所から5カ所に増やすという。

 テストコースをめぐっては、環境保護団体の反対を受け、土地の改変面積を当初の
410ヘクタールから280ヘクタールに縮小。今年8月には「絶滅危惧1B類」の
渡り鳥ミゾゴイの営巣が確認され、2010年度に開始予定だった造成工事が1年先送りされた。

 県企業庁は来月19日に豊田市内で説明会を開き、今回の変更や今後の計画スケジュー
ルについて地元に説明する。トヨタ自動車広報部は「従来どおり環境に配慮して計画を
進める」と話している。

ソース:CHUNICHI Web
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009112802000152.html