北陸3県の法人税収の減少が深刻さを増している。2009年度上半期の法人2税
(県民税と事業税)の収入予定額は、3県平均で前年同期比37%減。今年度通期の
見通しについても、富山県が前年度比41%減となる減額修正を27日発表。石川、福井
両県の通期見通しも下振れする公算が大きい。各県は減収補てん債の発行で穴埋めを
図る方針だが、企業業績の回復には時間がかかりそうで、苦しい財政運営が続く。
3県の上半期の法人2税は、石川が37%減の182億円、富山が36%減の153億円、
福井が37%減の140億円とそろって3割を超す減少となった。「景気変動の影響を
受けやすい製造業を中心にほぼ全般的に税収が減った」(富山県税務課)。法人2税は
各県の県税収入全体の3割前後(08年度実績)を占める主要財源で、財政に与える
ダメージは大きい。
上半期の大幅減収を受け、富山県は今年度通期の法人2税が前年度比41%減の243億円
と当初予算から23億円下回る見通しを示した。
ソース:日経ネット
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20091127c6b2702j27.html