富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)の人気コースター「フジヤマ」(コース全長
2044メートル、所要時間約3分間)の搭乗者が1500万人を突破した。節目の
幸運な人は東京都大田区から会社の仲間7人と初めて同園を訪れたという川村好実さん
(24)。着いた足ですぐさま乗り込んだコースターでのサプライズに「お母さんに
メールで知らせなくっちゃあ」ですって。
ギネス級のコースターをそろえて話題を提供している富士急ハイランドが、富士五湖
地方の観光市場刺激策に「フジヤマ」を導入したのは平成8年7月。営業を開始した
当時は最大落差70メートル、最高時速130キロなどフジヤマが持つコースター性能が
世界最大級の仕様としてギネス認定された。現在では世界各地でフジヤマを上回る
コースターが登場しその座を譲ったが、地上79メートルから一気に下るスリルは健在。
同園の「ドドンパ」「ええじゃないか」と並んで集客の柱となっている。
川村さんを乗せたフジヤマがプラットホームに滑り込むように着くと、出口で待ち
かまえた同園スタッフがクラッカーが鳴らして、「おめでとうございます。あなたが
フジヤマ1500万人目の搭乗者」と。川村さんは状況が飲み込めないまま簡易ステージ
に導かれ、スタッフから説明を受け、「びっくり」。
フジヤマクイーンとなって王冠と赤いマント、次回用同園フリーパスが贈られた。
「わたし、こういうのに当たったことがないか」というが、手渡された搭乗認定証には
「フジヤマに対する愛情の深さと運の良さの賜(たまもの)」とあった。
同園によると、13年間のフジヤマ運転回数は約58万回。延べ走行距離は118万
6100キロ。地球29周分に相当するという。
ソース:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091127/trd0911271744008-n1.htm