[ライプチヒ(ドイツ) 26日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー
のウェーバー独連銀総裁は26日、ECBと政府による景気支援はすでに限界点に達した
とし、出口戦略を無期限に延期することはできないとの認識を示した。
総裁は大学での講演で、政府支出の拡大、低金利、潤沢な流動性供給といった措置は
金融危機の影響を和らげたものの、自立的な景気回復に代わるものではないと述べた。
質疑応答では、市場や経済の安定は、政府・国際通貨基金(IMF)・ECBが出口
戦略の設定について一段と集中して考えるべき時期に来ていることを意味すると指摘。
「出口戦略について多くを語るつもりはないが、無期限に延期されないことが重要だ。
適切な時期に(緩和政策からの)出口を見つけなければならない」と語った。
12月3日にECB理事会を控え、現在のECBの政策には言及しなかった。
ソース
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20091127-00000535-reu-bus_all