【コラム】スーパーコンピュータを独自開発することの意義…NECがIntelを選んだ理由−元麻布 春男氏[09/11/24]

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643名刺は切らしておりまして
>>602
>また、地球シミュレータは海外の研究機関も使っていて、アメリカの国立大気研究センターも利用者だった。 

日米スパコン貿易摩擦って、知らない?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%B3%E3%83%B3%E8%B2%BF%E6%98%93%E6%91%A9%E6%93%A6
このロビー活動により、アメリカ政府はNECが汎用機での利益をスパコンにまわして不当な
廉価販売をしているという虚偽の理由を付け(前述の理由などにより)、Super301条による4
54%の上乗せ課税という特殊関税をかけたため、NECによるアメリカへのスパコン輸出は実
質不可能となってしまった。
さらに、この課税対象は日本の全スパコンベンダに及ぶ事になる。 なお、NEC及び日本の
各ベンダのビジネススキームは正当であり、アメリカが非難する要素は無いと各国の記事
が書いている。
しかし、SX-4及びSX-5の性能を求めるアメリカの企業や研究者は、NECの好意により府中
のSX-5をVPN(SOCKS)ネットワーク越しにてタイムシェアリングサービス方式で共用使用し、
糊口を凌いでいた。
その後、当のCray社はベクトル機の性能競争に必要な技術レベルを維持することができず、
SX-4の後継機であるSX-5の圧倒的な性能と価格を同様に求められ、応える事のできなかっ
た当のCray社自身の必死の嘆願により、2001年にSX-5を通常の関税率で輸入できることに
なった。その帰結として、Cray社にてOEM化され、日米スパコン摩擦は終結している。