【北京・鈴木玲子、西岡省二】日中の企業交流を橋渡しする「日中企業家高峰フォーラム」が
設立され、次世代を見据えた両国経済人の交流プロジェクトが始動した。初日の23日、
北京の人民大会堂では企業関係者らが活発に情報交換し、順調に滑り出した。
設立総会には約350人が参加。李建国・全国人民代表大会常務副委員長や宮本雄二・
駐中国日本大使らが登壇した。宮本大使は「変化し続ける中国経済を毎日観察していると、
日中経済関係にも新しい問題と、それを実現する意思が必要だと感じる」と語った。
続いて中華全国青年連合会の盧雍政副主席が「両国で世界全体のGDP(国内総生産)の
15%を占める。両国の次世代リーダーが効果的に交流を推進できる対話メカニズムが必要だ」と
フォーラムの意義を強調。福井正興・日本青年会議所副会頭も「英知を結集し、両国の輝かしい
未来を創造してほしい」と呼びかけた。また、岡田卓也・イオン名誉会長相談役は「命を結ぶ知恵と
力を結集し、新しい交流を創造する原動力になってほしい」と期待感を示した。
この後に開かれたレセプションでは、北京汽車集団の徐和誼会長が「経済協力関係を結び、
環境保全、人類の発展のために貢献することを望む」とあいさつ。後藤高志・西武ホールディングス
社長は「ビジネスにとどまらず、芸術、文化、環境の交流強化を目的に設立された。今後、
日中関係に必ず良い影響を与える」とフォーラムの趣旨を評価した。
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ソース:毎日jp [09/11/24]
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091124ddm003020009000c.html