大阪府の橋下徹知事は24日、府職員の待遇について「労働組合側が優遇されている手当の削減に
応じなければ、来年度は給与(の本給部分)引き下げに踏み切らざるをえない」とする見解を示し、
職員側に「手当」を取るのか、「本給」を守るのかと迫った。
組合幹部の一人は「手当の扱いを協議することは当然必要だが、きちんとした話し合いもせず、
先に結論を持ち出す知事の姿勢は問題だ」と反発している。
職員給与をめぐって府は今年度、ボーナスカットは行うが、本給の引き下げについては見送る方針を
示している。一方、労使交渉で保育休暇、リフレッシュ休暇など、国よりも府職員が優遇されている
特別休暇制度の扱いが課題になっている。
橋下知事は「国よりも優遇されている部分はカットする」との方針で、
この日は、「来年の2月の府議会までに手当の見直しに組合側が応じれば、本給はそのままだが、
応じなければカットする」とした。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091124/lcl0911241245001-n1.htm