射水市の近畿大学水産研究所富山実験場と堀岡養殖漁業協同組合で養殖したトラフグを使った新商品
「近大堀岡とらふぐ薄造り&鍋セット」が、20日から販売されることになりました。ブリやホタルイカに続く新たな
富山ブランドを目指します。
このトラフグのセットは、近大学富山実験場と堀岡漁協が共同で開発したもので、価格は5人〜6人分の
セットが1万9800円、3人〜4人分のセットが1万4800円、2人分のセットが1万2800円となっており、
市場価格に比べ3割くらい安いとされています。
まずアイデアを生み出したのは近畿大学。堀岡漁協の隣にある富山実験場で、トラフグの研究を続けて
きました。そして大学のサポートを受けてトラフグを養殖しているのは隣接する堀岡漁協。今回、この漁協が
新たに加工場を立ち上げ、商品化することになりました。実は去年、フグ鍋セットを試験的に 300セットを
限定販売しましたが、すぐに完売し量産化が課題になりました。このため加工場を作って大量生産を
可能にしました。
またフグをさばくには特別な資格が必要です。これまでは富山市内の料理店に運び、さばいてもらって
いましたが、加工場の立ち上げに伴い、調理師が常駐することになり、物流コストと時間のロスを解消。
また加工場では一人で順番に工程を進めるのではなく、それぞれの作業を複数のスタッフが分担して行い、
スムースな作業の流れを可能にしました。
これらの工夫によって、去年は300セットがやっとだった生産能力が、今年は7500セット提供できるまでに拡大。
量産と低価格化が可能となったことから、これを踏まえ「地産地消」の新商品として本格的に販売することに
なりました。このトラフグセットの注文・問い合わせ先は堀岡漁協(電話 ソース元参照)です。
▽ソース:チューリップテレビ (2009/11/19)
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20091119172927 ▽画像
http://www.tulip-tv.co.jp/admin/news/E120091119172927.jpg