新日鉄化学と岩谷産業は16日、マイクロ波を用いて作り出したニッケル微粒子
「i−nanoS」のサンプル出荷を開始すると発表した。大阪大学の塚原保徳特任
准教授らと確立したプロセスをベースに、月数キログラムの量産体制を構築。近く
サンプル提供を始め、来年には月産数10キログラムに引き上げる。電子機器の
電極向けなどを中心に、将来、50億円規模の事業に育成することを目指す。サンプル
提供を行うのは、粒径20ナノメートルのタイプと同60ナノメートルのタイプの
2種類。製造は新日鉄化学が、販売は岩谷産業が、それぞれ担当する。
ソース:The Chemical Daily
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200911/17/01201_2131.html