台湾政府が最大300億台湾元(約830億円)の公的資金を投入する半導体業界支援策について、
与野党の立法委員(国会議員)が11日、「公金投入は無駄」として計画中止を求める決議を提出した。
経済部(経済産業省)は来週、抜本的な計画見直しを検討することになり、苦しい立場に追い込まれた。
台湾政府が設立を計画している半導体会社「台湾イノベーションメモリー」(TIMC)は日本の大手半導体メーカー、
エルピーダメモリとの提携を発表しており、提携に影響を及ぼす可能性がある。
台湾政府は今年春、金融危機で業績が悪化した半導体業界の再編のため、台湾にあるメーカー6社を
TIMCに統合する計画を発表。TIMCは既に49億元の公的資金を申請している。
しかし複数の社が参加を拒否したことや、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)
市場の好調ぶりを受け、協議は進まず、当初の計画は事実上破綻(はたん)していた。
業界からは「政府の支援策はタイミングを逸した」との声も上がっていた。
政府が計画している半導体会社の名称は、当初の「台湾メモリー」(TMC)から
「台湾イノベーションメモリー」(TIMC)に変更された。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009111101000919.html 関連スレ
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