環境税の概要が10日固まった。
焦点となっているガソリンに対する課税については、
欧州連合(EU)が加盟国に求めている基準(1リットル当たり約47円)以上、
暫定税率を上乗せした現行税率(1リットルあたり53・8円)を下回る範囲に
とどめる方向で50円程度で調整している。
石炭や天然ガスへの課税は現在の石油石炭税に上乗せして対応する。
二酸化炭素排出量1トンあたりの税率は石炭が291円、天然ガスが400円と
EU諸国の2分の1から3分の1程度にとどまっており、それぞれ新たに上乗せした税率を
環境税として位置づける。
2010年4月の暫定税率廃止と同時期の実施を目指す。
環境省は11日の政務三役会議で決定し、政府税制調査会に提出する方針だ。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091111-OYT1T00102.htm