ソースは
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091110-00000001-president-bus_all [1/2]
■責任感が強い人、自信家は要注意
「自慢話で人間関係が悪くなった」「上司に言った余計なひと言で大変な目に遭った」
「不用意なひと言で職場から総スカンを食った」など、まさに“口は禍の門”。
ちょっとした失言の中によもやの落とし穴が潜む。
プレジデント10.19号の特集に際し行ったアンケート調査では、職場でうっかりしてしまった
失言の体験を寄せてもらった。
失言は、気の緩みから生まれやすいとよく言われる。うれしいことがあると得意げになって
自慢したくなるのは人の常。そんなときは周囲からの嫉妬に要注意というわけだ。
サービス業に携わるAさん(男性・30歳)は昇進したとき「誰でもなれます」と職階が下になった
先輩に言ってしまった。
商社勤務のBさん(男性・46歳)は「大型案件が決まったとき、成績が落ちている先輩に自慢し、
かんかんに怒られた」。
より深刻な事態を招きかねないのは「自分は仕事ができる」と思い込んでいる自信家や、
「会社をよりよくするために自分が先頭に立って」という正義感や責任感が強い人だ。
上司に意見を言ったり提案したりする行為が反感を買い、異動や出向、降格、最悪の場合は
退職に追い込まれるケースも少なくない。
電気機器メーカーに勤めるCさん(男性・52歳)は上司に対し「その仕事のやり方はおかしい」
と批判した。その後の人事考課において「評価が極端に低くなった」という。
保険会社勤務のDさん(男性・50歳)は、「会社の金で飲みに行く時間があるなら、まずは企画書に
目を通してほしい」と上司に懇願した。だが、前半のひと言は余計だった。結果は、「報復異動」。
「それをやったら会社は終わり。だから社長はバカなんだ」とぶち上げた医薬品メーカー勤務の
Eさん(男性・40歳)、
「あなたはひと言が1時間以上になる。長話だ」と上司に指摘したFさん(男性・50歳)は、
「強要されて退職に追い込まれた」。
このほか、上司に進言したら「機嫌が悪くなった」「逆ギレされた」「根に持たれた」というケースは
枚挙に暇がない。思ったことをそのまま言葉にしてしまう人は、カドが立たないようにする
コミュニケーション術を身につけたい。ほとんどの上司は了見が狭いと心得たほうが無難だろう。
気の置けない仲間との明け透けな会話や周囲へ漏らしたひと言が、大事に至ることもある。
大手情報通信会社のGさん(男性・46歳)は「同僚との飲み会で社長や上司の批判をしたら、
告げ口され降格」となった。
同じく情報通信会社の営業マンHさん(男性・40歳)は取引先で上司の悪口を言ったら、後日
「そのお客様を上司とともに接待した際、お客様が冗談まじりに話してしまった」というから
油断ならない。
-続きます-