日本のフランチャイズチェーン(FC)産業の店舗数が2008年度に初めて減少に
転じた。FCを手がける企業でつくる日本フランチャイズチェーン協会(JFA、
東京・港)が29日まとめた総店舗数は、外食・サービス業の縮小で前年度比2.1%減った。
足元で消費不振と店舗飽和が進んでおり、09年度はさらに落ち込む可能性がある。
小売りや外食の成長モデルとして機動的な店舗網拡大をけん引してきたFCが曲がり角を迎えた。
FC方式は本社が外部人材の店主に商標使用を認めたり経営ノウハウを提供したり
する一方、FC店が一定利益をロイヤルティーとして支払う。
JFA(加盟企業数400社強)は加盟社以外も含め、国内2000社を対象に調査した。
08年度末の総店舗(直営店含む)は23万822店で、74年度の統計開始以来初の減少。
小売業は3.6%の増加を維持したが、家庭で食事する内食志向の逆風が吹く外食は
2年連続、クリーニングなどサービス業は7年ぶりのマイナス。
ソース:日経ネット
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091029AT1D2909Z29102009.html