トヨタ自動車グループの中堅部品メーカー4社は30日までに、2009年4〜9月期の連結決算を発表した。
世界的な景気後退を受け、売上高は前年同期に比べ3〜4割減少したが、
原価低減などで大豊工業を除き黒字を確保。全社が10年3月期の業績予想を上方修正した。
東海理化は操業度の低下や円高が重荷となったが、原価低減や固定費削減で4〜9月期の
純利益は前年同期に比べ75%減の17億円と、4〜6月期(3億円の最終赤字)から損益が大幅に改善。
通期予想も上方修正した。
愛三工業の4〜9月期の純利益は79%減の3億円。売上減が80億円の減益要因となったが、
合理化努力で47億円の増益効果を生み出し黒字を確保した。
中央発条も固定費削減で最終損益は6億円の黒字(前年同期は4億円の赤字)から黒字に転換した。
大豊工業は売り上げ減を合理化で補えず、1127億円の最終赤字(前年同期は9億円の黒字)。
ただ、需要は回復しており、通期予想は上方修正した。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20091030c3d3002n30.html