【金属】アルミ、高まる再編圧力 上期生産、23年ぶり低水準[09/10/29]

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1やるっきゃ騎士φ ★
日本アルミニウム協会が28日発表した2009年度上期(4〜9月)のアルミ圧延品の生産量
(板類・押し出し類)は、前年同期比23.1%減の89万8350トンと3年連続で前年実績を
下回った。
下げ幅が2割を超えるのは初めてで、90万トンを割り込むのも1986年以来23年ぶりとなる。

自動車やアルミ缶に使われる板類は同21.4%減の56万218トンで、3年ぶりの前年割れと
なった。背景について同協会では「夏場の天候不順の影響を受け缶が落ち込んだ。電気機械器具や
自動車など、広範囲にわたって大幅なマイナスで、輸出も減少した」としている。

建材向けをはじめとする押し出し類も、建設需要の減少に歯止めがかからないため、同25.8%減の
33万8132トンと3年連続のマイナスだった。
同時に発表した9月の生産量も、前年同月比19.6%減の15万5963トンで12カ月連続の減少。
押し出し類は、32カ月連続のマイナスを記録した。

重さが鉄の鋼材の3分の1と軽いアルミは、軽量化が欠かせないエコカーの部材として需要が
伸びているが、全体的に回復の足取りは鈍い。

このため、アルミ圧延メーカーでは生産拠点の集約といったリストラが加速している。

古河スカイは2013年3月までに、板類を生産する日光工場(栃木県日光市)の鋳造・圧延工程の
操業を停止して福井(福井県坂井市)、深谷(埼玉県深谷市)、小山(栃木県小山市)の3工場に
生産を移管する。一連の生産体制の見直しにより、年間30億円のコスト削減を見込んでいる。

10年3月に押し出し類を生産する千葉製作所(千葉県柏市)を閉鎖し、名古屋製造所と
グループ会社2社の国内3拠点に順次生産を移管するのが、住友軽金属工業。来年4月に
押し出し類事業の製造・販売を統括する子会社も設立する。昭和電工も09年末までに、
汎用押し出し類事業から撤退する方針だ。

単独で生き残る“独立路線”を維持したい各社だが、需要の落ち込みが長引けば、業界再編は
「避けられない」との見方も強い。
もともと、供給過剰が指摘されるアルミ業界だけに、昨秋以降の景気悪化に伴う需要低迷は、
事業縮小の動きに拍車をかける格好だ。

今のところ、ハイブリッド車(HV)などエコカー向け以外の需要は期待しにくく、
供給過剰の解消に向けた再編圧力は一段と高まりそうだ。

ソースは
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200910290022a.nwc
“アルミ圧延品の生産量”というグラフは
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200910290022a2.jpg

社団法人日本アルミニウム協会
http://www.aluminum.or.jp/
2名刺は切らしておりまして:2009/10/29(木) 10:55:52 ID:ZkQfU0+5
アルミって本当に健康被害ないのか?
3名刺は切らしておりまして
パソコンのフレームがアルミダイキャストだった頃が懐かしい