高松機械工業(白山市)は、新型のCNC精密旋盤「XC−100」を開発した。
従来機より機械サイズの縮小を図り、大きさ6インチの対象物を加工できる旋盤機械と
しては世界最小クラスという。不況で受注が落ち込む中、同社は開発部門の強化に力を
入れており、今期2番目の新型機となる。
機械幅は従来比15%縮小した1・15メートルで、省スペース化を図った。省エネ
能力も高め、主軸のモーターが最高回転数に達するまでの加速時間は24%、減速する
時間は12%、それぞれ短縮。LED照明で省電力化につなげた。
XC−100は国内市場向けで、自動車関連産業からの受注を想定している。従来機の
価格は一台約400万円だったが、新型機は安価に設定する予定。今月、名古屋市で
開かれた工作機械展示会に出展しており、高松喜与志社長は「引き合いは増加しており、
先行きに期待は持てる。何とか受注につなげたい」と話している。
ソース:北国新聞
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091025303.htm