大阪・道頓堀のたこ焼き店「道頓堀くくる」本店のタコの名物看板が、来年5月に
開幕する上海万博に出品される。
「ミシュランガイド京都・大阪2010」にお好み焼き、たこ焼き店が見向きも
されなかったほろ苦い反省をかみしめ、庶民の味の国際化を目指す。
真っ赤なタコの看板(高さ約3メートル、幅約4・5メートル、重さ約5トン)は
1991年、道頓堀通りに登場。躍動感あふれる動きから、観光客が前で記念撮影
したり、雑誌の表紙に取り上げられたり、人気を集めた。今年7月、店がスペース
拡大のために4軒隣に移った後も看板は元の場所に掲げられたままだった。
大阪府内10社でつくる「上方お好み焼たこ焼協同組合」が、この看板を生かすよう
くくるに呼びかけ、同万博の日本産業館への出品が実現した。日本航空、キッコーマン、
三井住友銀行など約20社に交じり、実演販売を行う。くくるを経営する白ハト食品
工業(守口市)は「タコの看板には広告塔として活躍してほしい。実際に味に親しめば、
グルメの権威にも認めてもらえるようになる」と意気込んでいる。
●上海万博に出品されることが決まった「道頓堀くくる」旧店舗の大ダコ看板
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20091024-571979-1-L.jpg ◎ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091024-OYT1T00660.htm