ボーイングが10月22日発表した今後20年間の北東アジア地域における民間航空機
需要は、機数ベースで約1200機、金額ベースでは約1900億ドルとなる見通し。
2028年までの予測の27%が既に発注されおり、世界各地からバランス良く発注されている。
世界市場では、2028年までの20年間の新造機の市場規模を、機数ベースで2万9000機、
金額ベースでは3兆2000億ドルと試算する。EUと日本経済の回復は他諸国よりも遅く、
2008年のレベルにまで回復するのは2013年ごろになると予測。景気回復の遅れは地域の
航空需要にも影響し、航空需要の北東アジア市場の伸びは約4.3%にとどまると見ている。
2028年までの北東アジア向けの航空機デリバリーの3分の2は市場の拡大によるもので、
残りの3分の1が効率性の低い既存機からの代替によるものとなる。
アジア太平洋地域全体は長期的に航空需要の順調な伸びが予測され、今後20年間に
わたる成長率は年率で6.9%と試算している。
ソース:LNEWS
http://www.lnews.jp/2009/10/34071.html