【農業/政策】米作り、赤字分をチャラにする「戸別所得補償制度」は本当に農家を救うのか(MSN産経:日本の議論)[09/10/12]
実りの秋を迎え全国の農村が稲刈りで活気づく中、政権交代により米をめぐる農政が大きく変わろうとして
いる。鳩山内閣は日本の農業の生き残り策として、生産コストの赤字分を国が補填(ほてん)する「戸別所得
補償制度」の創設を掲げた。全国の耕作放棄地が埼玉県の面積に匹敵するほど厳しい農業の現状に対し、
新政策はどう応えるのか。なぜ農家の多くは米作りを続けられないのか。東北の米どころを訪ねた。
◆マニフェスト「初めて見た」
「栗駒米」で知られる宮城県栗原市の栗駒地区。米作農家の菅原さん(47)は山すそに広がる田んぼで
青いコンバインに乗り、黄金色に実った稲穂を刈り取っていた。
「天候不順だったが、出来はまあまあかな」。菅原さんは平日は勤めに出て、週末は72歳の父と水田を
耕作する典型的な兼業農家。戸別所得補償制度について尋ねると、「仕組みがよく分からないから、何とも
言えないというのが正直なところだ。寄り合いでもあまり話題にならない」。
近くの田んぼで稲刈りをしていた米作農家、小野寺博さん(75)も「どういう政策か分からんが、現実的に
米余りと米価の安値にどう対応してくれるのか。外国との貿易交渉はどうするのか」と言って、記者が持参した
民主党の「マニフェスト(政権公約)」をしげしげと眺めた。初めて目にするという。
◆「無責任なばらまき政策」
戸別所得補償制度は、米などの農産物の販売価格が生産費を下回った場合、差額を国が補填する制度。
民主党はマニフェストで平成23年度から年間1兆円の所得補償を行うと明記。赤松広隆農林水産相は22年
4月から、地理的な条件が異なる複数の地域でモデル事業を始めると表明している。
制度は、自公政権が19年に始めた「品目横断的経営安定対策(現=水田・畑作経営所得安定対策)」への
対案だった。「戦後農政の大転換」と呼ばれたこの政策により国は原則、耕地面積4ヘクタール以上の大規模
農家や、20ヘクタール以上の耕地をまとめた集落営農にしか補助金を出さなくなった。だが「小規模農家
切り捨て」と批判され、民主党は同じ19年夏の参院選で、規模の大小にかかわらず原則、農産物を販売する
すべての農家に所得を補償する制度を公約にした。
ただ、制度の全容は2年たっても不透明のままだ。予算も、現在の減反政策にかかる年間約2千億円の5
倍に当たる年間1兆円とあって、自民党などから「無責任なばらまき政策」「赤字が補填されるのでは農家の
生産意欲をそぐ」といった批判が出ている。5代目農家という菅原さんは刈り終わったばかりの田んぼを見つめ、
こう訴えた。
「私らだって税金をもらうばかりが解決策とは思っていない。一番の問題は米価が安すぎることだ。昔みたいに
米だけ作って食っていけるように、農家が再生産を続けられるようにしてもらえないものだろうか」
▽関連スレ
【農業政策】戸別所得補償、コメは全面実施へ…農水省、最大5000億を要求 [09/10/06]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1254828516/l50 ▽ソース:MSN産経ニュース (2009/10/12)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091012/trd0910121800006-n1.htm 記事は
>>2以降に続きます。
>>1の続きです。
◆“時給”179円の「産業」
「時給」179円。
これは、農林水産省が平成19年産米について、原価計算の手法で米の生産コストを計算し、1農家の
1時間当たりの報酬を算出した額だ。稲作の「家族労働報酬」と呼ばれ、戦前から続く「米生産費統計」に
毎年、元となるデータが公表されている。
農水省経営・構造統計課によると、昭和50年代から平成の初めまでは時給600〜700円で推移し、
平成7年は1059円だったが、その後12年は475円、17年331円、18年256円と下がり続けている。
理由は米価の下落だ。米はかつて国が買い支える公定価格だったが、平成7年の食糧管理法廃止、
食糧法施行により一部自由化され、16年の改正食糧法でほぼ完全に自由化された。
価格決定を市場原理に委ねた結果、米価は20年前の1俵(60キロ)1万8千円から下落傾向を続け現在は
1万2千円程度。減反(生産調整)や高関税で価格を下支えしても止められなかった。農水省は「米の消費量が
減っている上、消費者の低価格米への志向が強いため」と分析する。
宮城の米作農家、菅原さんは「今の米価なら機械を買うだけで赤字になる。整備代もかかる」。稲刈りに使う
青いコンバインは、走行用ベルトが古くなり切れかかっていた。交換に60万円かかると言われ、あきらめたという。
◆持続可能な農業のために
全国の農地に占める水田の割合は54%で、米作農家の8割は菅原さんのような兼業農家だ。彼らが農業を
続けてこられたのは、勤めや年金といった農業外の収入があるからだった。
しかし、不況と小泉構造改革による公共工事の削減で地方の仕事が減り、兼業部分の収入は10年で
半減した。農業をあきらめる農家は年間6万戸に上り、農家数は16万9千戸まで減った。その分、耕作放棄地は
増え、すでに全農地の1割にあたる38万ヘクタール。埼玉県の面積に相当する。農業就業人口289万人の
6割は65歳以上の高齢者だ。
民主党は「基本的には農家の規模が小さいからと門前払いはしない」(政策調査会)と話すが、戸別所得補償
制度により、中小農家は農業を続けていけるようになるのだろうか。
熊本大学の徳野貞雄教授(59)=農村社会学=は「自民党時代のように農業団体や生産施設へ補助金を
出すやり方から、農村の『戸別』の人々へ目が向いてきたことは評価できる。だが、赤字分の補填では農家に
利潤は残らず、将来への投資には回らない。農業を続けていくための希望は生まれない」とした上で、こう話す。
「農業問題は消費者の問題でもある。農水大臣から一般の消費者まで、ご飯1杯の値段をどれだけの人が
知っているだろうか。茶碗1杯はわずか25円、このうち農家に渡るのは12円。消費者からすればご飯は安い
ほうがいいだろうが、それで農家はやっていけるのか。将来も続けられるのか。そこを考えることから、政治家も
消費者も農と食のあり方を探っていくべきではないか」
記事は
>>3以降に続きます。
>>2の続きです。
◆「生産意欲高める制度に」
米作農家と一口に言っても、中小農家と大規模農家では温度差が異なる面もある。
国内で2番目に大きな湖だった八郎潟を干拓してできた秋田県大潟村。平均的な経営規模は16ヘクタールと
全国平均の約5倍に上る。
自身も大潟村での米作農家の2代目である高橋浩人村長(49)は戸別所得補償制度について、「言い方は
悪いが、手を抜いても国が所得を補償してくれるようなものだ。頑張って収量を上げると、所得補償の対象に
ならない懸念もある。低所得者に対する安全網だけでなく、努力した分は報われるようなシステムがないと生産
意欲につながっていかないのではないか」と話す。
月刊誌「農業経営者」副編集長、浅川芳裕さん(35)は「最大の問題は、農産物の販売コストと販売金額の
差、つまり『赤字額を補填』する仕組みであることだ」とした上で「農家にとっては、赤字が増えれば増えるほど、
国からもらえる金が増える。頑張らない農家でも手厚い補償を得られるのでは、健全な競争原理は働かず、
日本は赤字農家だらけになる」と話す。
東京大学の生源寺真一教授(57)=農業経済学=は「財源の懸念やばらまきだという表面的な批判は
続出したが、踏み込んだ検討は先送りされている。民主党の説明も不十分だ」とした上で、こう指摘した。
「ただ、財源をどうするのかといった単純な議論からの批判には賛成できない。農業への必要な財源の投入を
ためらうべきではないからだ。もちろん、それはいずれ国民に恩恵をもたらすような投資的な内容でなければ
ならないだろう」
宮城の菅原さん宅では、稲刈り後、機械を使った乾燥作業が続いていた。8時間から10時間かかるという。
大型乾燥機の様子を気にしながら、菅原さんは最後にこう言った。
「農家が元気だと、工業も元気になる。トラクター、軽トラ、重機、タイヤ…どんどん売れるから。今はどこの
農家も安い韓国製を買っているが、余裕があれば本当は国産品を買いたい。農家が再生産できる米価なら、
国産品に手が出せるようになる」
−以上です−
米作りに精をだすより鼻くそほじくってたほうが農家は
儲かるわけですね。農家の人よかったね。
5 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 00:29:21 ID:wwLppxWk
自民時代より酷い、農家保護
6 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 00:31:21 ID:fibKBLXi
どう考えても民主党のやってる事は共産党そのものにしか見えんのだが
年金とかあてにするより田んぼ買っといて偽装農家やった方が
一生安泰 そりゃやるわな
8 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 00:35:44 ID:dUEWiDj3
米よりも、自給率の低い大豆や麦に切り替えても良いのでは?
10 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 00:49:28 ID:cn+TICej
>>1 頼むから、農地を大規模農家に売ってくれ。
一人分の仕事を数人で分け合おうとするからダメなんだよ。
跡継ぎがいないなら丁度いいからさっさと引退するのが皆の為。
保守言論を自負するなら、既存制度と比べて
費用対効果がどう違うかを論じるべきじゃないのかな
この記事には補助金積立運用制度のことなんか
一つも書かれてないね
プロパガンダはもういいよ
12 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 00:56:03 ID:dUEWiDj3
>>10 農業国では東京23区を1区画で生産してる農家もあるのに・・
日本での大規模なんて海外から見たら・零細だろ
>>11 では言い出しっぺからどうぞ論じてください
14 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 01:05:14 ID:H0JR0ZKL
>>10 農地を農地として売るには、自治体にあるなんちゃら委員会のOKがないと
売れない。ここが農地転売を邪魔してる。
普通の宅地の売買と同じと考えたらまちがい。
15 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 01:09:12 ID:dUEWiDj3
>>14 農家が所有している農地を農家が購入するのは問題ないよ
一般人が農地を購入するのは基本的にダメだけど
>>13 この場合言い出しっぺは産経だよ
基本的には気候要因による収穫高の変動や
投機的要因による市場価格の過剰なボラティリティへの補償は合理的で
戸別というか個別にやるのが一番効率が高いと思う
現状だと農業用の補償積立運用をヘッジするためにさらに税支出を行うような
多重的な非効率や目的外というより殆どモラハザのような事も行われているし
その運用主体の責任が不明確だったり、専門性に疑問があるなど問題点が多い
にもかかわらず、近年の規制緩和によって特殊法人の資金運用に関し
裁量の余地が拡がってしまい、経済危機以降、こうした補助金や積立金の運用で
巨額の含み損なども抱えている
実際の損害被害について最小限の直接補償を国が行えば
無理に資金を集め、運用益を上げなくても済む
また専門性や能力を欠く巨大な資金運用者の存在が過剰流動性を助長し
市場の健全性を損なうといったリスクも低減出来る
1兆円を16万戸にばら撒く。
1戸あたり、600万ですか。
民主なめてんの。
18 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 01:25:40 ID:9W5DiGOf
>>12 >農業国では東京23区を1区画で生産してる農家もあるのに・
どこの国ですか?ありえん話だw
19 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 01:30:23 ID:dUEWiDj3
>>18 日本の商社も東京23区と同じ広さを一括で借り上げて勝負してるよ
南米
耕作放棄地38万haって、1人25haの大規模農業でも15200人もの職になるのね。
>昔みたいに米だけ作って食っていけるように、
>農家が再生産を続けられるようにしてもらえないものだろうか
それを実現するための大規模農業だろ。
21 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 01:33:47 ID:dUEWiDj3
>>18 ウクライナとか旧ソ連の農地も、先進国が膨大な農地を借りる契約に勤しんでるのに
日本は国内の農業にしか目を向けてないなんてアホだ
22 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 01:44:22 ID:dUEWiDj3
>>20 耕作放棄地って段々畑みたいな場所が多いよ
大型機械など入らないから、人力のみの作業だよ
生産性が著しく悪いから趣味程度の農業にしか向かない
そもそも日本中の農家に米を作りたいだけ作らせると、日本の需要の2、3倍は楽にとれるんじゃなかったか?
こんな状況で戸別補償だぁ? 小麦飲食禁止令でも出さん限り、だめだろ
戸別補償は農協潰し手段であって目的ではありません( ・ω・)y─┛〜〜
>>23 他の因子が抜けてるよ
特に兼業とかだとね
27 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 02:50:27 ID:dUEWiDj3
他国の農地取得例
中国280万ヘクタール取得
韓国80万ヘクタール 取得
サウジ50万ヘクタール取得
数年で2000万ヘクタールの農地が取引されている
東京都23区の面積は約6、2万ヘクタール
28 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 03:01:46 ID:6XANRTH4
票田をガッチリ確保です(^^)v
29 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 03:02:31 ID:aCsKgMLi
これも1ドル150円くらいの円安にするだけで大分楽になるのに…
休耕田は蕎麦作に転作させろよ。
もともと救慌作物で適当に耕せば生産できる。
受粉に蜂の助けが要るから養蜂業とセットで。
暖かい地方なら年3回収穫できる。
蕎麦は単価も高いし、需要に生産が追い付いていないから、誰も困らない。
31 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 09:58:57 ID:gi5155DL
コメが余ってしょうがないけど票を金で買うためだからって政策だしね
32 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 10:22:24 ID:U95Sn3WG
補償制度の生産コストって人件費は含まれないよな。
33 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 10:23:02 ID:eyOxK6N4
米作農家を救う一番いい方法は日本が米作を止めること。
止めれば全員救われる。
効率よく作ってるアメリカ米を輸入すればいい。
日本の米作農家はこれ以上つらい労働しなくて救われる。
一般国民は米代がかからなくて救われる。
アメリカに文句言われなくなるから外交もやりやすくなるだろう。
じゃあサラリーマンにも所得保障制度作ってよw
日本の農業は中途半端なサイズの田んぼでチマチマやるしかないからな。
どうしても効率が悪くなるし、田舎のほうだと田んぼの形が不定形だったり、段々になってたりする。
こんなんに見合う米価なんて、とんでもない価格だから赤字分の補填は現実的じゃないわ。
自給率とか考えると、最終的には外国産作物の輸入に一層の制限を加えるほか無い。
>>33 それも一つだとは思うが、自給率という点から問題だろ。
米国が日本基準の物を作り続ける保証もないし、
不作になったときに優先してくれる保証も無い。
同時に日本の為替政策によって価格がとてつもなく変動するリスクもある。
保証でなく米の単価がもっと上がればいいんだろうけど、
消費者側が金持ちになってもっと高級米を食べるようにならない限り無理っしょ。
するとやはり生産コストを下げる方が良い訳で、兼業な小規模農家は
素直に兼業を本業にしとけって話になる。
そもそも現状赤字なら辞めても収入的には問題無い訳でw
問題は実際の農地が、他の人も書いているように
機械で大規模にやるのに向いてないって事か。
平野部の生産量だけでは足りないのかな実際のトコ。
減反は平野部の農家でもやってる訳だし。
昔みたく流通の問題でその土地土地で色々な作物を作る必要がなくなってきてるんだし、
農地の形状に合った作物をひたすら作った方がよさそうな気が。
そして単価変動に対して国レベルで何か策をとるようにした方がいいと思う。
37 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 17:33:50 ID:oOtAilKH
井関農機の技術供与で中国吉林省の現地企業がコンバインの生産を開始
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090626/172280/ これはもうどうしようもないんだろうな
国内で3番手4番手でも海外ではトップになれる技術を持っている
これを保護するわけにもいかない
技術は水のように高い所から低い所へ流れ出る。金も同じ。
バネ会社がサムスンに買収された時もやはり4番手
金型でもそうだが、生き残る為には分かっていてもやらなきゃいけなくなる。
中国市場参入へのお布施条件があるなら尚更。
中国は中国企業が育つと、他国企業に嫌がらせをして締め出す。
そうやって自分らだけで儲かる仕組みにしていく。そもそも合弁制度からしてそれを目的にしてるもんだ。
> 「農家が元気だと、工業も元気になる。トラクター、軽トラ、重機、タイヤ…どんどん売れるから。今はどこの
>農家も安い韓国製を買っているが
何の産業でもこうなっていくんだろうな。
中国では日本の農作機器がバカ売れしてる。
刈り取りは刈り取り専門業者が行う。
ここが大規模な市場になる。そして求められるのは日本市場に合わない大型機器。
中々合致しない。
38 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 17:57:00 ID:V+1CAXoE
この世には3種類の人間がいる。
数を数えられるか、数えれられないかだ。
40 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 18:18:13 ID:Z753Qe6M
農家の人が減反政策が農業をダメにしてるって言ってた
ダラダラと補助金当てにしてるバカ農家の票に気をつかうバカ議員
41 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 18:41:23 ID:vemYc8UA
米余りって言われてるけど、今後は地球は人類の宇宙進出で必要物資供給基地化
するんだから、米の長期保存も必要になるだろう。
籾米の超長期保存技術が必要になる、100年前に生産された米を食べてもいいじゃないか。
42 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 18:53:43 ID:jo12C58Z
43 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 19:02:12 ID:Wm8vf5zs
稲作って、相当広い土地持ってる専業でも、実労4ヶ月/年に満たない。
他の農業やってる人間から見れば浮浪者同然。
何が「コメだけで食わせろ」だw
同じ人間が「公共事業よこせ!」と言っているのだから始末が悪い。
44 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 19:10:13 ID:3LGlnxbL
新規大型公共事業の創設 全3章 その1
(1) 4割減反してる耕作放棄農地を国家が借り上げる。
(2) 借り上げた農地を自作農地と交換して、できる限り大規模化する。
(3) 大規模化した農地(国家が借り上げ、窓口は市町村)で国営農業する。
いわゆる旧ソ連のコルホーズです。
(4) 農業生産は食糧穀物(米、麦、大豆etc)だけにする。
(5) 公共事業の削減で仕事がなくなった全国の土建屋さんに担ってもらう。
ユンボの代わりに コンバイン
ダンプの代わりに トラクター
当然、余剰米の問題が起きるから、その年度の食糧事情とか天候異常を鑑みて、
もったいないけど青田刈りする。青田刈りした“稲ワラ”は、
セルロース系バイオエタノールの原料にする。家畜用飼料にするもよし。
エタノール工場をセメント会社とか建設資材会社の空き地に建設する。
道路、橋梁、トンネルetcに代わる 次世代型の公共事業を創出する。
このようにして地方の土建屋のオジサンの新しい職場を創出する。
※詳しくは ⇒
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1253778167/ 続く
45 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 19:13:20 ID:3LGlnxbL
>>44 の続き
新規大型公共事業の創設 全3章 その2
木材チップを加熱処理すれば、水素製造できる技術を日本は有しています。
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/press_release/pdf2007/20070723_moku.pdf 昭和30年代に全国で大量に人工植林された杉林を伐採してチップ化し、
水素エネルギーを取り出す製造プラントを、全国各地に建設して新しい公共事業をつくります。
木材チップから水素を製造する時に電気エネルギーが必要になりますので、
たとえばダム予定地にエタノール発電所と水素製造プラントを建設する。
今後はハイブリッド電気自動車が、ガソリンに代わって主流になるから、
エタノールは電力発電用燃料に使えばいい。
(1) 国営農地でセルロース生産 (穀物食糧と飼料用穀物の生産)
(2) セルロースからエタノール生産 (副産物を堆肥化して農場に還元)
(3) エタノールで発電 (ダム予定地とかセメント工場に建設)
(4) 木材チップから水素製造 (一部は家庭電力用)
昭和30年代、農林省推奨で全国に人工植林された杉林を伐採してチップ化する。
水素エネルギーを取り出すプラントを、全国に建設すれば新しい公共事業になります。
花粉症対策にもなります。
緑の砂漠 ← ネットで検索お願いします。
荒れ果てた人工杉林を伐採してチップ化する。
日本の山林が、豊かな自然林に復興すれば保水力ある「森のダム」になる。
新しい国策事業を施行し、全国の土木建設関係の人達が従事すればいい。
道路、橋梁、トンネルetcに代わる次世代型の公共事業です。
※詳しくは ⇒
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1253778167/
46 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 19:15:34 ID:3LGlnxbL
>>45 の続き
新規大型公共事業の創設 全3章 オシマイ
・ユンボの代わりに コンバイン
・ダンプの代わりに トラクター
・セメント工場の代わりに エタノール工場
・建設資材工場の代わりに 水素製造工場
・コンクリートダムの代わりに 自然林の「森のダム」
・ダム湖の代わりに エタノール工場とエタノール発電所
・道路、トンネル、橋梁etcの代わりに 水素製造工場
エタノールを燃料にして発電して、その電気を使って木材チップから水素を製造して、
水素エネルギーでハイブリッド電気自動車を動かす。
おまけに花粉症ゼロ。
さらに雇用の場が創出できます。
エネルギーと食糧は自給できます。
CO2は削減する。
※詳しくは ⇒
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1253778167/
47 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 19:20:02 ID:9RvbU/Br
今や、自動車や電機も農業と一緒だしなあ。
48 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 19:24:26 ID:Wm8vf5zs
15haのコメ農家なら、週に5時間働くだけで年収1000万円
15haの減反なら、仕事しないで年収900万円(JA調べ)
都会の派遣社員なら、週に50時間働いても年収200万円
世の中どうかしていますねw 小沢の頭もね!
>>44 その費用だけで恐らく 農地は50万haだから
1反200万の費用として計算すると
20000000x500000で 10の13乗円の金が無いと買えない
そしてそれを整備するのにその2倍くらい金がさらに掛かる
50 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 19:34:34 ID:DEXz78sA
本当に農業って困っているのか?
うちの周りでは、家建替えたり、
息子の家建てたりしているのは
農家だけなんだが?
>>50 関東周辺の農家は比較的裕福が多い
問題は首都圏とかの大消費地に遠い地方が悲惨なんだよ
52 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 19:38:09 ID:6ZcUIRDU
>>50 まぁ現状で既に米価の買い支えを政府がやってるからな
それが今度からは手を抜いても平気ってさらに甘やかされるようになる
今はクズ米では売れず稼げないって悲惨な目に遭うけど
今度からはどんなクズ米でも保障してくれるんだもの
ざっと計算にして30兆円の予算は最低いるんじゃないかな
54 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 20:05:26 ID:jLuBbVzX
> 青いコンバインは、走行用ベルトが古くなり切れかかっていた。交換に60万円かかると言われ、あきらめたという。
メンテナスしてなさ過ぎ
青というと井関農機かな?
56 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 20:30:56 ID:jLuBbVzX
>>49 日本の国土が山だらけという前提を忘れているんだよな
大規模という言葉を使いたがる人は
57 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 20:32:08 ID:jLuBbVzX
>>55 普通なのか?
どの程度のクラスかなのかはわからないけど
60万の修理費って農機具なら凄く高いレベルだろ
58 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 20:41:49 ID:dUEWiDj3
59 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 20:45:37 ID:dUEWiDj3
農家の意欲を決定的に破壊するための政策だろこれ
もう日本の農家は非効率なまま
飼い殺し
>>56 大規模っていうとあれだけど
いまの農家は小規模すぎるんだわ
農業だけじゃよっぽど付加価値つけたもん作らんとやっとれんぐらいに
大規模農業じゃなくて適正な土地持つ農家がもうない
相続やらなんやらで世代交代するために必ず小規模になってくしな
62 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 20:57:07 ID:dUEWiDj3
63 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 21:10:04 ID:dUEWiDj3
>>61 俺は小規模でチマチマ老人が野菜を作る事を応援したいw
半日程度農作業して、道の駅や産直の店で農作物を売る人を見ていると、
毎日現金収入があり生活に張り合いがあり、健康的な生活をしている。
ボケ老人や介護老人になる人が少なく、医療・介護の費用を抑えられる
大量の農薬に頼った生産方法でないので、おいしい、安全、安い。
小麦、トウモロコシ、大豆・・など食料の安全保障上必要な食品は海外の大規模農園で作る。
64 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 21:14:16 ID:V+1CAXoE
単に生活保護拡充でいいんじゃマイカ?
補償制度なんかより競争力のある農業を目指すべき
66 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 21:19:42 ID:V+1CAXoE
それは立地条件からしてムリだからwww
67 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 21:28:03 ID:1qNWZlhu
農家に補助金を出す以外道はないんだがなあ
68 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/15(木) 21:30:27 ID:dUEWiDj3
日本の米農家:60kg14000円とか死ぬ、18000に上げろやボケ
米国の米農家:アキタ小町もササニシキも60kg4000円で日本に売って儲けたい
(日本人好みの米で消費者も大満足するでしょうw)
>>48 >15haのコメ農家なら、週に5時間働くだけで年収1000万円
そんなに儲かるか? それ、ただの売り上げじゃないのか?
必要経費、原価、税金とかを引くと、利益はよくても500万(これはまず無理かと)、悪いと1〜200万じゃないか?
10ha以下だといまや赤字覚悟だし。コメなんてそんなもんだ。
しかもそれは一家総出で働いての、世帯収入。
共働きとかのサラリーマンとかとは比較にならん。
70 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/16(金) 01:00:52 ID:Jaib0tBA
大消費地に近い農家は儲かるが 遠い農家は儲からない
>>1 米農家の怠惰を促す。
後の『穀潰し』に新しい意味が付随するほど。
そもそも、給食にパンってのがおかしい。
日本人なら米食え!!
73 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/16(金) 05:30:54 ID:X1/EEQgG
冬は屁こいて寝てるだけやん
75 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/16(金) 06:03:22 ID:FaFkY/4B
>自民党などから「無責任なばらまき政策」「赤字が補填されるのでは農家の生産意欲をそぐ」といった批判が出ている。
>「無責任なばらまき政策」
ろくに使われもしない無駄な箱物土建公共事業に何十兆とばら撒いてきたおまいらが言うな
>「赤字が補填されるのでは農家の生産意欲をそぐ」
なんでそうなる?
赤字補填じゃ”利益”が出るわけじゃないんだぜ?
がんばって生産して利益を出したほうがより豊かになれるというインセンティブはなくならないだろ。
逆に、赤字が補填され最低限、農業を続けていけるだけの生活が保障されるなら、
むしろ失敗を恐れずに新たな作物や農法にチャレンジできるだろ。
世界各地で土地買って、世界の食糧市場で戦える、
大規模農業法人育成する為に金使った方がマシだわ。
農業を個人にやらせるというシステムが、根本的に終わってるのよ。
>>76 商売を個人にやらせるのは終わってるし
医者を個人にやらせるのも終わってる
漫画を個人に書かせるのも終わってるだろうな
78 :
Ψ:2009/10/17(土) 13:39:43 ID:qNf5cynz
競争力ある農業なんて無理って言う人もいるけど
それなりの農地はあるわけで
まとめて計画的に利用すれば多少改善するだろ
まずすべての農地は国が没収してひとつにまとめて一社に売り渡すんだよ
80 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/18(日) 00:07:19 ID:/mmrQh06
>>77 商売と漫画は分業させて効率化している例多し
医者は大病院と医院で分業している
81 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/18(日) 08:46:46 ID:ssLZnd4c
サンケイの記者が東北の米どころを訪ねても問題点はわからんさ
それより霞が関と平河町と虎ノ門あたりをさぐれ
82 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/18(日) 10:01:55 ID:ssLZnd4c
その記者に告ぐ、所得補償制度はつなぎの政策
戦後の食糧不足を必死で支えた高齢農業者へのはなむけじゃないのか
83 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/18(日) 10:23:22 ID:IGXJYkJh
ササニシキ、アキタコマチetc はロイヤリティ取れないのか?
品種改良しても、パックラレッパナシってありなのか?
商業も個人は大手に太刀打ちできず、倒産相次ぎシャツター商店街だらけ。
病院も規模拡大できないとこは、最新の医療機器が入れられず、ジリ貧。
漫画家は会社構えられないレベルの人は、最初から貧乏確定。
確かに個人でやれる時代じゃないね。
規模拡大しないでやってける業界なんて、ニッチな一部の業界だけでしょ。
農業だけの話じゃないな。
85 :
名刺は切らしておりまして:2009/10/18(日) 19:59:56 ID:hcMSnNS2
農業は個人で行う物
しかし 国の根幹である食料を生産するから やはり補助をして国を支えるのに必要である
まだ時給179円もあるのか
もっと落ちてこいよ
野菜はひどいぞ
>>75 お前さんもまだ勘違いしている。
戸別に審査してかかったコストを補填してもらえる制度だと
誤解している奴が多いが、「全国平均赤字×面積」しかもらえません。
当然大規模農家が平均算出時に組み込まれるので零細個人は赤字。
戸別保障と農作物の関税大幅引き下げ引き換えにFTA結ぶのが既定路線だから、
現実はもっとつらい。
今までは関税障壁で事実上米価を保護していた上生産量も規定していたから、
作った米はかなり確実に売れたわけだけど、今後は下手すれば1/10以下の
タイ米がなだれ込んでくる。で、補てんされるのは「全国平均の赤字」。
零細が「作ったけど売れなかった(平均よりさらに赤が出た)」等
というのは一考もされなくなる
そんなもの、零細個人で続けるのが悪いんだろ
土地を農業法人に貸すか売り飛ばせ
大企業・大資本に厚く狭く補償するか、個人・零細に薄く広く補償するか
グローバル化した現在、前者は利率の低い国内投資に回らない
後者は家計に届きさえすれば確実に一旦は国内消費に回る
>>88 だから思うほど競争なしの制度じゃないのよ。
平均より高効率だったやつだけが得をする