渋谷工業は包装機の生産体制を再編する。11月末までに高崎工場(群馬県高崎市)での生産を停止するほか、
完全子会社のテクノ工業(鳥取市)の工場も閉鎖し、包装機の生産を金沢市の渋谷工業の工場に集約。
業務の効率化で収益力を高める。生産を停止する2拠点はそれぞれ保守管理を担うサービス拠点に切り替える。
従業員の一部は継続雇用するが、金沢への異動に応じられない60〜70人程度は退職する。
1979年にサッポロビールから買収した新光製作所が前身の高崎工場では、ボトルを箱に詰める包装機や、
ボトルを搬送するコンベヤーなどを生産している。
このうち、包装機など生産品目の大半を金沢に移管し、当面はコンベヤーの生産のみ続ける計画。さらに、
敷地内に「東日本シブヤサービスセンター」(仮称)を新設し、充てん機やレーザー加工機などのサービス拠点
として活用する。
一方、2002年に買収したテクノ工業では、包装機などの生産を11月末までに停止。農業用機械のサービス拠点
として年末から年明けをメドに新たに営業を始める。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/10/06)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20091005c6b0502v05.html