>>53 禁止されているのは意味があって禁止されているんだろうけど,
グリシドール脂肪酸エステルは禁止されてないから大丈夫ですね。
ヨーロッパで起きたことは,次の通り。
1) 様々な食用油を調べたら,グリシドール脂肪酸エステルが含まれていたことがわかった。
2) 特にパーム油を精製したものに多く入っていることがわかった。
で,これは乳児用ミルクの原料としても使われているわけですよ。
というわけで,気になるのでいろいろ計算した人たちがいたんだけど,
1) 乳児用ミルクだけで栄養を取っている赤ん坊が,
2) 飲んだミルク中のグリシドール脂肪酸エステルが「全量」グリシドールに変化して,
3) 変化したグリシドールが「全量」体に吸収された
という条件で計算すると,
長期間毎日摂取した時に健康被害が起きる可能性がある量の1/10000よりも多くなったわけですな。
なので「メーカー側は何とかするように」と言う勧告が出たわけです。ただそれだけ。
別に禁止なんてされてない。
何とかして含有量を減らす努力をすることと,
実際はどうなってるかさっぱりわからないから,わかるような分析法を作れとは言われた。
でも,誰も禁止なんてしていないし,絶対ゼロにしろとも言ってない。
1/10000の摂取量で済むレベルまで減らすように努力しろ,とだけしか言われてない。
だって,高校レベルの化学がちゃんと理解できていれば,,
あんなエポキシ構造のものが,胃酸中でそのままでいるわけないって0.5秒でわかるからね。
だから,ちょっと気にはなるけど大騒ぎする必要はないなんて事は,明らかすぎるくらい明らかなわけですよ。
なので,メーカー側にも「頑張れよ」と言うだけで終了した。
さすがヨーロッパ。大人だね。みずほたんとは一味違う。
ちなみにこれは,今年の4月の話。