英航空最大手のブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は6日、コスト削減を進めるため
英国の客室乗務員1000人の希望退職を募集するほか、3000人の正社員をパートタイムに
移行させると明らかにした。
実質的に、グループ社員の4%弱にあたる1700人を削減するのと同じ効果があるという。
英メディアはさらに、BAは客室乗務員の2年間の基本給凍結も計画していると報じた。
景気低迷で世界の大手航空会社の経営が悪化するなか、BAも2009年3月期決算で
赤字に転落。今期も2期連続の赤字が避けられないという。
BAは声明で「何も変えなければ資金を失っていくだけ」と強い危機感を表明した。
BAのウォルシュ最高経営責任者(CEO)は6月の日本経済新聞などとの会見で、
世界の航空業界が収益力を本格的に取り戻すまで「7〜9年かかる可能性がある」との
見通しを明らかにしていた。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091007AT2M0603N07102009.html