【金融】池田泉州HD始動、地銀の広域化加速…新たな再編呼び水に［09/10/02］

　大阪府北部を基盤とする池田銀行と南部地盤の泉州銀行が１日に経営統合し、関西初の広域金融
グループが発足した。共同持ち株会社「池田泉州ホールディングス（ＨＤ）」（本社・大阪市）の社長に就任した
服部盛隆・池田銀頭取は、２０１０年５月をめどに誕生させる合併新銀行・池田泉州銀行について「関西首位、
全国で１０位以内」を目指すと宣言したが、他の地方銀行なども攻めの姿勢に転じている。関西は２府４県に
メガバンクや地銀１２行、信用金庫３２金庫がひしめく「金融激戦地」だけに、もう一段の再編の動きが加速しそうだ。

　富裕層向けが得意な池田銀と、住宅ローンに強い泉州銀がＨＤ傘下で合併すれば「個人向け取引での
収益力強化につながる」（アナリスト）との期待がある。

　池田泉州銀は、関西では総資産、預金量で京都銀（京都市）に次ぐ規模となる。「存在感やブランド力の
高まり」（服部社長）を武器に、手薄だった大阪市中心部を重点地域として、今後５年で１０店以上を新規出店
する計画だ。５年以内に現状を１兆円あまり上回る預金５兆円、貸出金４兆円以上を目標に据えている。

　ただ、一連の交渉過程では主導権争いによる不協和音も聞こえてきた。金融界には「成長戦略が描き
切れていない。内部融和に時間がとられ、単なる足し算に終わる」（地銀幹部）との厳しい見方も根強い。

　地銀や信金の安定した経営には「預金量３兆５０００億〜４兆円、本業のもうけを示す実質業務純益で
２５０億〜３００億円は必要だ」（北幸二・関西アーバン銀頭取）との指摘がある。ただ、主要顧客である中堅・
中小企業の業績は厳しく、優良な融資先を獲得するために「貸出金利が低下し、収益環境は悪化している」
（信金大手）のが現状だ。

　そこで、京都銀や南都銀（奈良市）などの有力地銀は、府・県境を越えた新規出店を加速する。１０年春には、
関西アーバン銀（大阪市）とびわこ銀（大津市）の合併も予定され、戦線の広域化は避けられない。

　池田泉州ＨＤは「開かれた銀行」を掲げ、保険や証券など異業態との資本・業務提携も積極化する構えだ。
生き残りに不可欠となった広域化やビジネスの多様化を結実させるには、さらなる金融再編に向けた「核」と
なるにふさわしい成果を上げていく必要がある。


▽ソース：読売新聞　（2009/10/02）
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091002-OYO8T00241.htm
▽関連スレ　（dat落ち）
【金融】池田銀行と泉州銀行が経営統合−10月に「池田泉州ホールディングス」を設立へ［09/05/25］
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1243268051

22222

【地域経済】地銀の危機と道州制 / 上野泰也(みずほ証券チーフマーケットエコノミスト)［09/02/16］
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1234827381/

泉州池田の方が言いやすくないか？

こうやって地方経済を牛耳っていくわけか。

>>5
牛耳っていく、ってよりか、むしろ牛耳れないから周囲が言う事聞く規模まで寄り添い固まろうとしてる弱い姿。

今まで小都市一個、手前のお得意さんで喰ってこれたのが　アテがなくなってきて再編広域化してるだけ。
普通の銀行がメガバンクになったから開いた空間で地銀が普通の銀行になるだけの話。

大正銀行も入れてやってください＞＜