日本商工会議所は30日、9月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査をまとめた。前年同月と比べて
業績が良いかどうかを尋ねた業況DI(「好転」と答えた割合から「悪化」と答えた割合を引いた値)は全産業で
マイナス61.4となり、マイナス幅は前月に比べ1.8ポイント拡大した。マイナス幅の拡大は7カ月ぶり。日商は
「エコポイント制度など経済政策の効果はあるが低価格競争で採算が厳しい会社が多い」とみている。
業種別にみると、卸売業を除くすべての業種でマイナス幅が拡大した。売上DIは全産業でマイナス58.4、
採算DIは全産業でマイナス57.1でいずれも前月と比べほぼ横ばい。
10〜12月の見通しを今月と比べた業況DIは、全産業でマイナス46.4。昨年の同時期の見通しがマイナス
54.6だったのに比べて8ポイント超改善した。日商は「中国への輸出拡大や新政権に対する期待を反映した
結果」とみている。調査は9月14日〜18日に全国の407商工会議所が2589業種組合にヒアリングした。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/09/30)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090930AT3K3000Z30092009.html