★鉄連会長「国内の鉄鋼需要、厳しい状態続く」
日本鉄鋼連盟の宗岡正二会長(新日本製鉄社長)は25日の記者会見で、「国内鉄鋼需要は
厳しい状態が続く。予断を許さない」と述べた。鉄鋼業界では輸出の好調を背景にリーマン・ショック後の
減産を緩和する動きが出ている。ただ国内は自動車や電機向けが回復する一方で建設や機械分野は
振るわず、「明暗が交錯している」と先行きに慎重な見方を示した。
国内粗鋼生産量は7〜9月期が2300万トン前後と見込まれている。宗岡会長は10〜12月期について、
7〜9月期と比べ「微増となりそうだ」と述べた。中国などでの需要拡大が国内粗鋼生産を下支えする。
操業トラブルで8月に生産を停止した新日鉄の君津製鉄所(千葉県君津市)の高炉1基の復旧時期に
関しては「しばらく時間がかかる」と説明。10月に同製鉄所内で再稼働する別の高炉の操業状況をみながら
「需給のバランスをとりたい」と語った。
ソース:NIKKEI NET (25日 21:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090925AT1D2506625092009.html