ロシアの国営銀行と共同で、米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下の自動車メーカー・独オペルの買収を
決めたカナダの自動車部品大手「マグナ・インターナショナル」のドン・ウォーカー共同CEO(最高経営責任者)が
来日し、22日東京都内で会見した。ウォーカーCEOは「ハイブリッド車や電気自動車は大きく成長する。
電池やモーターの技術を持つ日系メーカーとなら、どことでも(提携の)話をしたい」と語り、環境技術で
先行する日本の部品・電機メーカーとの提携に意欲を示した。
マグナがオペル買収で完成車市場へ参入することに対しては、車両組み立てなどを委託する独BMWや
ダイムラーなどから「技術がオペルに流出する」との懸念が出ている。この点に関しウォーカーCEOは、
買収後のオペルは「独立した企業として、マグナ本体の経営とは分離する。兼職は絶対認めない」と話し、
懸念の払拭(ふっしょく)を図った。
自動車市場の先行きについては「世界経済が底打ちし、自動車生産も今後、通常の姿に戻っていくだろう」と
楽観的な見方を示した。
▽ソース:毎日.jp (2009/09/22)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090923k0000m020072000c.html