エクシード、仮想サーバー環境をテンプレート化、セルフサービスで“はかり売り”
エクシードは2009年9月16日,複数台構成の仮想サーバー環境をテンプレート化したホスティング・
サービス「Libra」(ライブラ)を発表した。ユーザーがシステム構成やリソース量をGUIで指定するだけで,
必要な時に必要なサーバー資源を調達できるようにした。9月21日に受注を開始し,10月 13日から提供
する。料金は最小構成で月額1万2000円(税別)から。販売目標は,2010年度に500契約,年間売上3億円。
Libraの最大の特徴は,複数の仮想サーバーで構成するシステムをテンプレート化している点と,CPUコア数
とメモリー容量の組み合わせを目盛りスケールのGUIを用いて直感的に指定/拡張できる点である。こうした
工夫により,セルフサービス型のホスティング・サービスとして提供する。「5分から10分でシステム構成を完了
できる」とする。
テンプレートは7種類を用意した。このうち小規模構成では,仮想サーバー1台にLAMP(Linux/Apache/MySQL/
PHP)や LAPP(Linux/Apache/PostgreSQL/PHP)をインストールしている。価格は1万2000円(税別)から。一方,
大規模構成では,仮想サーバー6種類(スイッチ×1,負荷分散装置×1,アプリケーション・サーバー×2,DB
サーバー×1,NAS×1)の構成で,4万8000円(税別)から。
CPUコア数とメモリー容量の組み合わせは,目盛りスケール上に表示された数字の2,3,4といった目盛り値で
指定する。マウス操作で目盛りを左右に移動させるだけで,CPUコア数とメモリー容量のセットを増減できる。具体的
には,目盛り値「2」は,CPUコアが0.4コア,メモリー1Gバイトを指す。目盛り値「24」は,CPUコアが4.8コア,メモリー
12Gバイトを指す。先述したサーバー1台構成で選べる目盛り値は2〜6,サーバー6台構成で選べる目盛り値は8〜24
である。拡張した分の料金は,日割り計算で後払いとした。
当初は,複数サーバーの構成をテンプレート化するミドルウエアとして,米3teraのAppLogicを用いる。Libraのソフトは,
AppLogicの上位に位置する管理アプリケーションであり,複数のユーザーによってリソース・プールを共有できるように
している。今後は、 GPLv3ベースのオープン・ソースとして公開する予定だ。
ソース : ITPro
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