9月12日、米国の首都ワシントンDCに、前代未聞の100万人規模の人々が集まり、 オバマ政権による財政規模の急拡大や政府権限の肥大化、これから起こりそうな増税に 反対してデモ行進し、国会議事堂やホワイトハウスの周辺を人々が埋め尽くした。 (9/12 Taxpayer Tea Party March on Washington, DC)
この集会(912DC)の規模について、ニューヨークタイムスは「数万人」と報じ、この日 オバマ大統領が訪問したミネソタ州でオバマ支持のために集まった人々の数と同規模だと 報じた。半面、主催者や参加者は、100万から200万人が参加したと述べており、参加者の 規模に大きな開きがある。警察は、参加者の数を発表していない。(Today's DC Obama protest crowd over a million)(Medicare Protests builds on anti-tax, anti-spending sentiment)
集会参加者が撮影したいくつものYouTube動画などを見ると、どうみても「数千」や「数万」の 規模ではなく、少なくとも数十万人は集まっている感じだ。ニューヨークタイムスの記事にも 「群衆がホワイトハウス前の芝生の広場を埋め尽くし、オバマ大統領就任以来最大の 反オバマ集会が開かれた」とは書かれている。(Thousands Rally in Capital to Protest Big Government)(09.12.09 March on Washington - March to Capitol Hill)(9-12 March on DC - Press Stand CRASH - raw footage)(9/12 Protest Washington DC Time Lapse Footage 0800 - 1130)
ニューヨークタイムスなどの米マスコミは、オバマ政権におもねり、集会の参加者数を 実態よりはるかに少な目に報じていると、ウェブログなどで指摘されている。 この912DC集会は、右派系の小さな政府論者の組織が呼びかけて開かれており、 共和党の国会議員も参加している。そのため、共和党系のウォールストリート・ジャーナルも、 NYタイムスの過小報道を批判した。(NY Times Buries Massive Conservative D.C. Rally, Hails Smaller Liberal Protests)
ワシントンDCの公園を管理している米政府の国立公園局は、912DCの集会は、 これまでにDCで開かれたイベントの中で最大の規模であると「史上最大の集会」だった ことを認めている。ワシントンDCで開かれた歴史的な大集会として知られるものに、 1963年8月のキング牧師の「I Have a Dream」の演説会があるが、あの時に集まった 人々は20万人だった。今回の912DC集会は、それをはるかに上回っている。 (National Park Service Admits 9/12 Demo Largest On Record)(Mainstream Media Cover-Up Implodes As World Discovers Millions Marched In DC)