【観光】東北の夏祭り、人出2.7％増…1000円高速が寄与[09/09/12]

★東北の夏祭り人出２．７％増　１０００円高速が寄与

　東北の主要な１８の夏祭りへの今年の入り込み人数は、前年比２．７％増の１５８０万７０００人に
上ったことが１１日、日銀の仙台、青森、秋田、福島各支店のまとめで分かった。バスツアーなどの
団体客が減った一方、自動料金収受システム（ＥＴＣ）搭載車の「高速道路１０００円乗り放題」の影響で
個人客が増え、全体を押し上げた。

　各祭りの人出は表の通り。最多は青森ねぶた祭の３３０万人で、３．４％増加した。

　マイカーで移動する個人客が増えた影響で、土産物販売など夏祭りの関連ビジネスは明暗を分けた。
日銀のヒアリングに対し、祭り開催地周辺の業者からは「客数、購入単価とも前年を下回った」との声が
多かった。一方、高速道路のサービスエリアの店からは「売り上げが前年を上回った」との声が上がった。

　宿泊者数は全体で前年を上回ったが、「もう少し伸びを期待していたので満足していない」との声が
多く出た。（１）団体客が減少し、まとまった数の予約が入らなかった（２）ＥＴＣ割引で移動しやすくなり、
必ずしも開催地近辺での宿泊につながらなかった―などの傾向が表れた。

　有料観覧席の販売は個人客向けが前年を上回ったが、団体向けが大幅に落ち込んだ。

　日銀仙台支店は今後の課題について「マイカーの使用が増加し、移動の自由度が高まっている。
個人客のニーズに合致した魅力の高い企画を充実することが望まれる」と指摘している。

ソース：河北新報　2009年09月12日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090912t72023.htm
http://www.kahoku.co.jp/img/news/200909/20090912_e2-01.jpg

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青森ねぶた　　　　　青森県青森市　　　　330.0万人
仙台七夕　　　　　　 宮城県仙台市　　　　208.3万人
弘前ねぷた　　　　　青森県弘前市　　　　158.0万人
五所川原立佞武多 青森県五所川原市　140.0万人
秋田竿燈　　　　　　 秋田県秋田市　　　　124.0万人
盛岡さんさ踊り　　　岩手県盛岡市　　　　123.2万人
八戸三社大祭　　　 青森県八戸市　　　　118.8万人
山形花笠　　　　　　 山形県山形市　　　　 92.0万人
全国花火競技大会 秋田県大仙市　　　　 68.0万人
新庄まつり　　　　　 山形県新庄市　　　　 46.0万人
郡山うねめまつり　 福島県郡山市　　　　 35.0万人
北上みちのく芸能 　岩手県北上市　　　　 33.3万人
福島うねめまつり　 福島県福島市　　　　 26.0万人