★生産、年内に3倍増 岩手アライ・国内主力工場に
自動車やバイクなど部品製造大手の荒井製作所(茨城県)の完全出資子会社・岩手アライ
(岩泉町小本、資本金8千万円、永塚勝己社長)は、親会社本社工場(茨城県つくば市)からの
製造部門移管に着手した。移管は11月に完了予定で、生産能力は現在の3倍に増強される。
当初、増築も視野に検討してきたが、世界不況に伴う受注減で、現工場内への移管に見直した。
移管後は、岩手アライが国内グループ会社の主力工場になる。
移管するのは本社工場や一部協力会社から、エンジン部品の機械内部に封入された潤滑油や
水などの液体が漏れるのを防ぎ、ほこりなどの浸入を防ぐ「オイルシール」と、エンジンオイルが
バルブを伝って燃焼室に入り込み混合気と一緒に燃焼することを防ぐ「バルブステムシール」。
移管は6月から始まり、岩手アライの工場4棟(延べ床総面積約5千平方メートル)に成形機や
検査機などの設備が順次増強されている。
岩手アライは、本社が担う設計開発部門と営業部門を除く金型加工・製作から製品生産、
検査までの生産工場。移管によって部品の生産能力は月産380万個から3倍増の1千万個に
拡大する見込み。
ソース:岩手日報 (2009/09/12)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090912_3