ホクレン農業協同組合連合会の佐藤俊彰会長は7日の定例記者会見で、2009年の麦の販売数量が
天候不順の影響で当初計画に比べ20%以上の減少となる可能性があるとの見通しを明らかにした。
道内農業全体の状況についても「畜産、畑作、水田が総じて厳しい状況」との認識を示した。
ホクレンは今年度に55万トンの麦の販売を予定していた。佐藤会長は小麦の作柄について「収穫作業が
平年と比べて7〜10日程度遅れて終了した。低温や日照不足、降雨で減収に加え品質低下も
見込まれている」とした。
水稲については、北海道農業協同組合中央会の飛田稔章会長が同日、「今年は特に(モミの中の
米粒が実らない)不稔(ふねん)が目立っている」とし、不作の懸念があるとの見通しを示した。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/09/08)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090907c3c0700w07.html