業務用ワサビ製造大手の金印(名古屋市、小林伯生社長)は、道内で乳白色をした白サヤインゲンの
栽培拡大に乗り出した。西洋ワサビを加工する同社工場がある網走市内に加え、今年からは網走管内の
2町でも試験栽培を始めた。来年の販売量は今年の約4倍の約200キロに増やす計画。地域の新たな
特産野菜として、道内農家への普及を目指す。
添え物に使われることが多い緑色のサヤインゲンに比べ、白サヤインゲンは肉厚で、さやの中の豆も大きめ。
同社の研究員が道内で発見した品種という。バターいためや天ぷらのほか、ゆでてゴマだれをかけて
食べるとおいしいという。
金印によると、通常のサヤインゲンは市場で1キロ当たり1800円ほどで取引されるが、白サヤインゲンは
3000円台半ばから後半の価格で取引されている。すでに名古屋市内の結婚式場や札幌市内のホテルなどで
パーティー用の食材に使われており、今後は高級食材を扱うスーパーなどでの販売を目指す。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/09/04)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090903c3c0300t03.html