【リポート】豊富な実績「中小企業高度化事業」[09/09/02]
1 :
依頼399@汗かき恥かきφ ★:
■工場団地づくりなど進め経営基盤強化
「工場が手狭になって、老朽化してきたので、移転したい」「工場の騒音とにおいなどで近隣の住民に迷惑を掛けている」
「町の中心が変わってしまい、店の売り上げがあがらない」といった中小企業者の悩み、声に応えて、工場団地を作って
みんなで移転したり、ショッピングセンターなどの施設整備を通じて経営基盤を強化するなどで、豊富な実績をもつのが、
中小企業基盤整備機構(中小機構)の高度化事業だ。
■次世代へ円滑なバトンタッチを
JR静岡駅から車で、国道1号を西へ15分ほど走ったところにある静岡機械金属工業団地。1961年(昭和36年)、
中小企業庁が最初に集団化指定をした全国10カ所の工場団地の1つだ。その歴史のある同団地のなかでひときわ目立つのが鋳造、
機械加工の今泉鋳造鉄工所が昨年春に建てた機械加工工場。
60年代初めに建設した工場建屋の老朽化とアスベスト対策のため、長年の課題だった再整備(リニューアル)に踏み切った。
総投資額は1億1797万円。うち投資額の70%、8258万円は県・中小機構から高度化事業として融資を受けて実現した。
今泉秀樹社長は創業者の祖父から数えて3代目だが、かねてから東海地震のような大型地震が起きたら「工場崩壊即会社倒産」は
避けられないとの危機感を抱くと共に、次世代への円滑なバトンタッチのためにも工場の全面建て替えを検討していた。
中小機構の高度化融資は据置期間3年以内で、償還期限20年以内、しかも貸付金利は年1.1%という長期・低利融資。
さらに20年度から工場団地など共同化事業の中小企業ならば1社でも再整備の融資対象になったこと、アスベスト対策費は
無利子貸し付けとなるとの規定改正が行われた。
「こんな有利な条件で融資を受けられるなんて」とすぐに手をあげた。
いま、機械加工工場の再整備はひと段落ついたわけだが、5年以内にやはり中小機構の高度化資金を活用して第二期再整備に
着手したい考え。同社の生産の心臓部である自動造型ラインや手込めラインなどの鋳物製造設備と建屋のリニューアルのためだ。
「企業存続のためにもなんとしても自分の手でやり遂げたい」と今泉社長。「数年後、あのときに投資したからいまがあると
いってみせる」と力強い。
■地域の活性化・企業の成功事例も続々
中小機構の高度化事業を活用して問題を解決したり、街の活性化につながった例を紹介しよう。
静岡県浜松市の浜松技術工業団地は、公害問題に頭を悩ましていた浜松市内の異業種製造業20社が88年に集まって
工業団地を設立、問題を解消した。
宮崎県都城市の商店街は大型店の進出で経営が苦戦したことから、区画整理を機にやる気のある商店主を中心に
ショッピングタウン都城オーバルパティオをオープン、市街地の活性化につなげた。青森県八戸市では商店街の
経営者たちが中心となって八食センターを設立、市内から約10キロのところに大型の食品市場をオープン。
その後も大規模なリニューアルなどで活力を取り戻した。
>>2-へ続く
ソース
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909020003a.nwc
2 :
依頼399@汗かき恥かきφ ★:2009/09/05(土) 16:27:35 ID:???
>>1のつづき
さらに成功企業の例も多い。化粧品・サプリメント製造、販売で急成長、99年に東証一部上場を果たしたのがファンケル。
80年に千葉県流山の民家を改造した工場で創業した同社だが、業務拡大で工場が手狭になったことから、高度化の集団化事業の
活用により86年に流山工業団地組合に加入、以降順調に成長し、上場企業として活躍している。
「うなぎパイ」で全国のお土産ランキングにも入る企業となっているうなぎパイ本舗。61年の創業からしばらく低調な時代が
続いたが、キオスクの取り扱いで売り上げが急増。04年には浜松市の浜松技術工業団地に耐震性、衛生面を配慮した新工場を建設、
これを機に工場見学、うなぎパイミュージアムなどを整備したことで、さらなる成長を遂げている。
このほかお好みソースなどで地方の一企業から全国企業への道を歩み始めた広島市の「オタフクソース」や、靴下メーカー7社で
協同組合を設立し、高度化融資を活用して研究開発室や物流センターを整備して全国に「靴下屋」の店舗展開して急成長中の
「タビオ」なども注目されている。
◇
□中小企業基盤整備機構 地域経済振興部・古瀬利博部長に聞く
■まちづくり・活性化も支援
町の工場や店舗の連携・共同化から、商店街の施設整備などで中小企業の強い味方となっているのが中小機構の高度化事業。
まちづくり・中心市街地の活性化支援でも汗をかく古瀬利博・地域経済振興部長に話を聞いた。
◇
−−高度化事業は低利で長期資金が借りられるなど特典も好評ですね
「貸付額や低金利、20年もの返済期間など特典もありますが、それ以上に構想・計画段階から都道府県と一緒になって
支援するのが特徴です。また、事業開始後も専門家による運営診断やアドバイスを行うのがほかと違います」
−−中小企業での高度化事業へのニーズは高いが
「過去整備した工場団地や卸団地などのリニューアルの需要が確実にありますし、低炭素社会に向け、省エネ設備の導入、
太陽光パネルといった省エネ・環境対策を検討する団地も出てきました。これからは、農商工連携のための共同の加工集配配送
センターなどのニーズも出てきます。また、20年度に中小企業生産性向上プログラムの一つとして、それまでの出資比率だった
中小機構2対県1が4対1と県の負担が軽減化されたので、都道府県の予算が確保しやすくなり、再びニーズが増えてきています」
−−近く完成する工場団地は
「今年秋にも神奈川県相模原市に総事業費として150億円規模の工場団地が完成する予定です。製造業中心の工場団地で
中小機構は100億円を融資します。いま、工場の建設が進んでいるところです」
>>3-へ続く
3 :
名刺は切らしておりまして:2009/09/05(土) 16:28:13 ID:RKe32kwo
4 :
依頼399@汗かき恥かきφ ★:2009/09/05(土) 16:28:54 ID:???
>>2の続き
−−高度化事業ではどういう案件が多いか
「業種別では製造業と商業が各4割で、残りがサービス業です。最近多いのは過去整備した工場団地やショッピングセンター
などでの再整備(リニューアル)案件です。20年度からは、それまで5社以上を条件としていたリニューアルが1社でも
対象となったこともあります。また、アスベスト対策での高度化事業の需要も増えています」
−−すべての事業がうまくいくとはかぎらないわけですが
「昨年秋以降の経済危機の影響もあって厳しい状況に追い込まれているところも出てきているのも事実です。そういうところには
専門家などを派遣して経営改善計画を作ってコスト削減とともにどうしたら新たな収入の道が開けるかなどを一緒に考えています。
それでも苦しいところには条件変更で返済条件の猶予など緊急避難的な措置も考えていくことになります」
−−貸付金額はどのくらいになるのですか
「20年度末での貸付残高は7000億円強に上っています。中小企業の高度化のニーズはさまざまで、そのニーズに的確に
応えるため、また、震災など不測な大規模災害にも機動的に対応していかなければなりません」
−−各地で商店街が立ち上がったり、町おこしが活発化しているが、ポイントは
「単にハコものの整備だけでは活性化しません。中心となる人とそれを支える人たちがいて、さらに行政側にも理解者がいて、
それが組み合わさってはじめてうまくいくものです。その意味で人づくりが大切で、中小機構はまちづくりをやろうという
人たちを対象に、成功している街で研修を開催しています。また、まちづくりに取り組む地域をサポートするため、専門家を
派遣したり、アドバイスを行っています。研修を通じて人的ネットワークができる効果もあります」
◇
◇問い合わせ先
地域経済振興部 地域振興企画課TEL(ソースを御確認下さい)
中小機構ホームページ
http://www.smrj.go.jp 以上
6 :
名刺は切らしておりまして:2009/09/05(土) 16:38:18 ID:wk2oAxGY
7 :
名刺は切らしておりまして:2009/09/05(土) 16:39:48 ID:H2ksqpU0
日本の中小企業対策は実は凄い。
これだけの対策は、他国には構築できない。
だから全部廃止するのが民主党
9 :
名刺は切らしておりまして:2009/09/05(土) 16:58:29 ID:jhf1xPIu
政権交代で全部ガラガラポンしようぜ
ほんとにすごいのは極一部にすぎない なぜか2chではインド同様持ち上げすぎの傾向があるな
11 :
名刺は切らしておりまして:2009/09/05(土) 17:54:00 ID:jaM8IBgv
実績上がりかけたところにしか貸さないから。
13 :
名刺は切らしておりまして:2009/09/06(日) 17:25:46 ID:9lSFY8te
14 :
名刺は切らしておりまして:2009/09/06(日) 18:01:24 ID:rnS7v9fi
そこまでしないと会社って生き残れないんだね。
それもこれも雇用のためか。
日本の9割が中小企業で、7割が中小企業勤めなんだよね。
その半分以上の企業が明日をも知れぬ命のなか操業してるんじゃないかな