不二越(富山市)は油圧システム事業を強化し、産業機械やエネルギー・インフラ分野の市場拡大を進める。
1日、同社豊田工場の油圧製造所に「油圧システムセンター」を新設し、設計や試験・検査などの業務を
充実させる。
油圧事業の主な顧客である建設、工作機械業界からの受注低迷が続く中、省エネ効果を求める製造業や
エネルギー・インフラ分野からの受注を拡大する。
水門やコンテナクレーンの稼働に使われる大規模な油圧システムの設計業務を子会社である
ナチインダストリアルサービスから同センターに移管する。センターは約30人体制で、システムの耐久試験や
データ解析なども担当する。
また、ナチインダストリアルサービスでは機械加工の研削工程で出る廃液から研削くずを取り出し再利用する
事業を展開する。
同社は油圧システム事業の売り上げを2008年度の50億円から12年度には100億円まで伸ばす。
▽ソース:北国・富山新聞 (2009/09/01)
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20090901305.htm