【書評】篠原匡著『腹八分の資本主義 日本の未来はここにある!』 不況も少子化も関係ない強い地方と企業たち[09/08/27]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:2009/08/28(金) 10:43:05 ID:???
ソースは
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1641 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1641?page=2 [1/2]
日々耳にするのは暗い話ばかりだが、目を凝らすと、このご時世でも強い自治体や企業が見出せる。
本書は、独自の取り組みを実らせて活力がある地域や企業を訪ね、現状の行き詰まりを打破する
ヒントを探った本である。
■寒天を作って売り48期連続の増収増益、伊那食品工業
寒天という地味な分野で48期連続の増収増益を続ける「伊那食品工業」(長野県伊那市)、
出生率を2.04に向上させた長野県下條村、従業員の9割が障害者で、障害者を納税者にしつつ
会社のビジネスも成功させているスウェーデン・ストックホルム市の「サムハル」などを紹介している。
急成長した企業を紹介するのがビジネス書の常だが、この本の第6章で紹介される伊那食品工業は、
身の丈にあった「持続的な低成長」を志向してきた会社だ。急成長しても反動が来れば、設備の廃棄、
給与カットや人員削減、最悪の場合、廃業が起こり得る。
企業は木の年輪のように緩やかに成長して社会に根を下ろせばよいと考える同社は、総勢約400人の
従業員のほとんどが正社員、バブル崩壊後に多くの企業が捨て去った「終身雇用」と「年功序列」を
頑なに守っている。
1958年の創業以来、48期連続増収増益という「持続的な低成長」の理由は、寒天という成熟商品の
新用途を開発し、特許で60件、1000種超の商品を生み出してきたからだ。成長で得た利益は
研究開発費に多く割く。新しい技術や商品は一社員だけの力ではなく、企業体があって生み出されたもの。
■社員の給料までエブリデーロープライス?
社員の立場で考えれば、教育費や住宅ローンなどの出費がかさむ40〜50代が高賃金になるべき。
「どんなに儲けている会社があったって、従業員が貧しくて、社会に失業者があふれていれば、
それには何の意味もない。世界一売る小売りが米国にあるけど、従業員の10%近くが生活保護を
受けているという。それで『エブリデイロープライス』。いったい何なのって思うだろう」
(塚越寛会長)と、満腹まで欲張らずに企業を存続させていく、「腹八分」の経営が紹介されている。
これら粘り強く黒字で推移する地域や企業に共通しているのは、「稼ぐが勝ち」と考える資本主義の
「強欲」を退け、その企業で働く喜び、出生率の向上、「切らない林業」による水源の森の維持など、
お金に代えられない価値を生んでいる点だ。
そうした価値を作るために、どのケースでもそれぞれ独自の工夫が行われている。
下條村は、重複行政による行政コストのムダを見直し、役所のスリム化を行った。あえて国の
補助金を使わず、低家賃の村営住宅を自主財源で建てたのは、地域コミュニティーの力になる入居者に
来てもらいたいため。
-続きます-
-続きです-
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■若い夫婦が移り住み、出生率は2.04人に向上
一方で村営保育園の保育料を下げ、蔵書7万1000冊の図書館を整備して、地域コミュニティーの
活力を上げた。結果、「暮らしやすい」と若い夫婦が移り住み、出生率は1993〜97年の
平均1.80人から、2003〜06年平均で2.04人に向上した。
限られた予算で若い夫婦が暮らしやすい村を作り、出生率を上げ、高齢化対策につなげたのである。
「子供の声を聞くと、年寄りの背中がピシッと伸びる」(下條村村長・伊藤喜平氏)。
独自の工夫による「豊かさ」の創出だ。
本書の元になった連載は「日経ビジネスオンライン」で今年1月から始まり、4月初旬まで計17本
書かれた中から、「日本の未来を先取りするような、先進的な取り組み」をテーマにした6本をまとめた。
タイムリーな書籍化で、政治の混迷、地方経済の疲弊、「派遣切り」と、あちこちで「行き詰まり」が
起きている日本の状況について、1975年生まれで99年に記者になった著者は、「政治と官僚を叩けば
現状が改善されるかと言えば、決してそうではない」「この国のゆくえを決めるのは、私たち
一人ひとりであるということを忘れるべきではない」と、一連の取材を通して強調している。
変革は地方から始まるのだろうか。現状の行き詰まりや「勝ち組」「負け組」の価値観に辟易し、
お金に換算できない豊かさを考えたい人に、共感されるだろう1冊である。
筆者プロフィール 青木千恵 Chie Aoki
1964年、兵庫県生まれ。新聞記者を経て、フリーライター、書評家。「小説すばる」「新刊ニュース」
「日本の論点」などで書評、インタビュー、社会関連記事を書いている。
2008年11月刊の柳澤桂子著『日本人への祈り』(角川春樹事務所)で聞き手を担当。
-以上です-
表紙の画像は
http://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/1/6/250/img_160c9a60c0bf7e1badb3e0d7b4f26f1640250.jpg 依頼を受けてたてました。
3 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 10:47:46 ID:AIKl+9IS
まーよわからんけど
ジーパン900円で喜んでるから悪い
どうすれば持続的な低成長が望めるかを考えないと
一時的な成長には意味がない
5 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 10:51:53 ID:v48B0KFc
日経新聞社の存在意義も問われちゃうね。
公益資本主義か
7 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 10:53:34 ID:lSHUDPEQ
こいつアホだろ
読む価値もない記事だった
>これら粘り強く黒字で推移する地域や企業に共通しているのは、「稼ぐが勝ち」と考える資本主義の
>「強欲」を退け、その企業で働く喜び、出生率の向上、「切らない林業」による水源の森の維持など、
>お金に代えられない価値を生んでいる点だ。
いいたいことはわかるけど、教育が腐ってる現代日本でこの考え方を維持できるのだろうか?
9 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 11:03:37 ID:21WZgklV
国や自治体はたかりの対象であり、我々がこれまで受けた差別に比べれば、我々が受けてきた
利益など屁ほどもないのである。
えっ、村八分の経済学に見えたよ…。
11 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 11:48:54 ID:CEcDniHK
小学生の作文?
12 :
sage:2009/08/28(金) 11:52:41 ID:3rIwwOq4
資本主義は「お調子」と「強欲」によって瓦解するってことはマルクス君が言っているとおり
13 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 12:14:20 ID:oZbHR2Z4
ゼロサム社会にならないと地球はもたない
江戸時代みたいに人口と経済規模を現状維持で続けるのが一番だ
14 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 12:18:33 ID:JlG8jDo9
経済をわかっていないやつが表面だけを見て書いた文章だな
GDPですら幸福度や満足度は換算できないのに
より利益を追究する私企業にそれを求めるのは酷じゃね
16 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 13:40:05 ID:X4G9i9pB
マジレスすると少子化続くと人口ゼロになる
よって少子化が関係ない企業なんてない
17 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 14:24:25 ID:pm4inz8C
日本オワタW。未来なし。夢、希望なし。
皆、苦痛にたえられずシャブ漬け。
18 :
名刺は切らしておりまして:2009/08/28(金) 14:45:15 ID:gLBeah/G
医療福祉も腹八分目
少し足らないくらいがちょうどいい
村八分じゃないのか
一応株式会社なのか。
まあ、大半が身内所有なんだろうな。
でないと、こんな経営無理だろう。