大阪税関伏木支署が24日まとめた管内(伏木富山港など富山県)の2009年1〜6月の貿易概況によると、
輸出入を合わせた貿易額は1188億円と、前年同期比64%減少した。上期の総額としては7年ぶりの低水準で、
前年と比べた減少率は過去最大。輸出はロシア向け中古車、輸入は原油の大幅減少が響いた。
1〜6月の輸出額は60%減の608億円。最大の輸出品目である中古車は、ロシアが国産車保護で今年1月から
輸入車に高関税をかけたため、92%減。日本最大の中古車輸出港である伏木富山港を直撃する形になった。
中国などアジアの景気停滞で、非鉄金属や鉄鋼などの輸出も55〜58%落ち込んだ。
輸入は67%減の580億円。大きなウエートを占める原油は、日本海側唯一の製油所を持っていた日本海石油
(富山市)が1月に精製を停止。原油の調達が不要になったことから92%減った。北陸電力の火力発電所が
使う生だき用原油も、志賀原発(石川県志賀町)2基の稼働再開で減った。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/08/25)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090824c6b2401t24.html ▽関連スレ
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