米エネルギー最大手、エクソンモービルが18日、中国の石油最大手ペトロチャイナ(中国石油)に対し、
オーストラリアのゴーゴンプロジェクトから液化天然ガス(LNG)を20年間にわたり
供給することで合意した。供給契約の規模は推定約410億ドル(約3兆8700億円)。
同プロジェクトの天然ガス田は西オーストラリア州の沖合約200キロに位置。
埋蔵量は40兆立方フィート(約1兆1330億立方メートル)、寿命は最長60年と推定される。
中国は2006年5月からLNG輸入を開始。政府は10年までの5年間で天然ガスの使用を
倍増させる目標を掲げ、東海岸でターミナル10基余りの建設を計画している。
今回の合意は、エクソンのバランスシートを改善するだけでなく、政治的にも、対立が深まっている
豪州と中国との関係改善につながる可能性がある。
豪州のファーガソン資源・エネルギー相はこの合意を「対中国関係で画期的な出来事」と評価。
スミス外相も議会で、豪州と中国との関係は、中国当局による英豪系リオ・ティントの幹部社員
スターン・フー氏の拘束と、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のリーダーである
ラビア・カーディル氏の豪州訪問を受けて緊張状態にあるとの見解を示した。
今回の合意に加え、中国4位の石炭会社、●州(えんしゅう)煤炭による豪フェリックス・リソーシズ
買収は、豪州と中国の両国が悪化した政治面より、経済関係を重視する兆しといえそうだ。
●=兌の上に鍋ぶた
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http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200908240051a.nwc 依頼を受けてたてました。