【ネット/書籍】国会図書館、書籍をネット配信へ…利用料は1冊数百円程度に[09/08/21]

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1依頼@台風0号φ ★
 Googleブック検索やAmazonのなか見!検索など、書籍の中身をインターネット上で検索できるサービスが
始まっている。6月には著作権法が改正され、国立国会図書館が図書館内の資料をデジタル化できるように
なった。今後はこのデジタル化した書籍をインターネットを通じて誰でも利用できるようにする考えだ。

 このように書籍のデジタル化が進む状況に、作家や出版社はどのように対応していくべきなのだろうか。
インターネットなどの学術利用をテーマにしたサイト「ACADEMIC RESOURCE GUIDE」が8月17日、「この先に
ある本のかたち−我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」と題したイベントを開催。国立国会図書館長の
長尾真氏、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科准教授の金正勲氏、ITジャーナリストの津田大介氏、
データセクション取締役会長兼CIOの橋本大也氏が議論した。

 長尾氏はまず、著作権法の改正に伴って国立国会図書館が書籍をデジタル化できるようになったこと、
また7月の国立国会図書館法改正によって、国や地方公共団体、独立行政法人などのサイト情報もデジタル
データとして保存できるようになったことを紹介した。

 書籍のデジタル化については、「1冊しかない書籍を数百年先の人が利用することを考えていくと、書籍の
傷みが問題になる」(長尾氏)と、長期的展望にもとづく取り組みであるとした。今後は、書籍のコピーをする
場合も、原本でなくデジタルデータを複写するようにしていくという。

 サイトデータの保存については、インターネット上の情報すべてを保管しようという構想もあったというが、
「信頼できるもの、できないもの、いかがわしいものなど、ウェブ上にはいろいろなデータがある。それを全部
集めるのが適当なのかという議論があり、すべてを保管するのは難しいということになった」(長尾氏)と説明した。

 書籍のデジタル化の最大のメリットは、いつでも、どこからでも書籍が閲覧できるようになること。そして、
ユーザーが求める情報を検索によって、ピンポイントで探せるようになることだ。

 しかし一方で、誰でもインターネットで書籍の内容が読めるようになれば、本の売り上げが減り、出版社の
ビジネスに悪影響がでる恐れがある。そこで長尾氏は、デジタル化した書籍のデータを国会図書館や公共
図書館内では無料で公開する一方、館外に配信する場合は一定のアクセス料金を課す案を披露した。

 長尾氏の案はこうだ。まず、「電子出版物流通センター」という団体を設立し、国会図書館から無料で
貸し出された書籍データを館外の利用者に配信する。その際、利用者からアクセス料金を徴収する。料金に
ついては、「交通費に相当する適当な金額」(長尾氏)といい、数百円程度となる見込みだ。その徴収した
代金は、電子出版物流通センターが出版社などの権利者に分配する。さらに、書籍閲覧サイトに広告を掲載し、
その広告料金を権利者に分配する考えもあるという。

▽ソース:CNET Japan (2009/08/21)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20398695,00.htm
記事は>>2以降に続きます。
2名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:35:40 ID:CNnAc/PQ
これはいいものだ。
3依頼@台風0号φ ★:2009/08/24(月) 01:35:43 ID:???
>>1の続きです。

 慶應義塾大学の金氏は、似たような取り組みとして韓国が2000年から実施している図書館補償金制度を
紹介した。これは、書籍を権利者の許諾なく図書館がデジタル化する代わりに、一定の補償金を権利者に
支払うというもの。料金は印刷1ページにつき5ウォン、1ファイルにつき20ウォンという。金氏は韓国に比べて
日本の動きは遅すぎるとし、こういった補償金制度などを取り入れ、書籍のデジタル化を進めるべきと提言した。

◆出版社は「ファンクラブ」になるべき

 津田氏はライターとして音楽業界も取材している立場から、デジタル化による出版業界と音楽業界の影響の
違いについて語った。津田氏によると、本とCDでは原価率や物理的な存在価値で大きな違いがあると語る。

 書籍は紙代や印刷代が価格の30〜50%を占めているが、CDの場合製造コストは3000円のうち60円程度
だといい、「いくらヒットしても本とCDでは利益率が違う」(津田氏)とのこと。一方で、CDとデジタルコピーでは
音質の差があまりないのに対し、本の場合は画面で文字を見ると本に比べて読みにくいという点や、1ページ
ずつコピーするのに膨大な労力がかかる点など、「コピーへの耐性があり、本とコンテンツが一体化している
強みがある」(津田氏)とした。

 ただ、デジタル化によって出版社のビジネスモデルが崩れてくると、存在意義の見直しを迫られるとも語る。
津田氏が考える出版社の役割とは、読者と執筆者をつなぐファンクラブのような「情報中間業」だ。読者が興味を
持っている著者の今後の活動や、著者のおすすめ、読者が興味を持ちそうなイベント情報などを伝えることが
求められてくるだろうとした。

 橋本氏はブロガーとして活躍する立場から、「著者の印税を9割にして欲しい」と訴えた。現在、印税は書籍代の
8〜10%というのが一般的だが、「これでは1冊書いても収入は100万円以下。もし9割が印税なら、年1冊の発行
で暮らしていける」(橋本氏)というのだ。インターネットであらかじめ情報を発信して読者を集め、直販で売る
ようなモデルを導入すれば、印税を多くすることは可能なのではないかとした。

−以上です−
4名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:41:14 ID:tEHBX90E
金取るのかよ・・・
5名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:41:48 ID:+zL7lf9F
長尾真さんはこんなところの館長をしてるのか もっと研究活動をする人なのかと思ったけど
6名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:43:27 ID:mvd4K0Dw
数百円か、随分と安いな。学術論文はすでに電子化されたデータを
扱うのが主流になりつつあるが、購読契約をすると結構高いしな。
7名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:43:43 ID:81b7GNJA
この規格が、電子ブックの普及につながりそう。
8名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:45:08 ID:YsVAHGIq
絶版の雑誌をダウンロードしまくりたい
9名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:45:19 ID:5S1AMJwh
募金という形なら協力したいが課金じゃねぇ…
10名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:47:16 ID:4ohViWHa
電子化はいずれ手をつけねば成らんだろうけど

いまんとこ案なのね・・・
11名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:48:14 ID:oDLSiclK
おおむね正しい方向に向かってはいるようだが…

>6月には著作権法が改正され、国立国会図書館が
>図書館内の資料をデジタル化できるようになった。

遅すぎてお話にならない。

>料金に ついては、「交通費に相当する適当な金額」

発想が間抜けすぎてお話にならない。
まだまだ道のりは長そうだ。
12名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:48:57 ID:+y/7Cw+G
>>5
もう70だいぶ超えてるし、ここの館長するまえも独法の理事長だったから
とっくに研究の第一線から離れている。


それはともかく、スレタイ見るとすぐにでも始めそうに見えるけど、
ひとつの構想案を提示してみただけ。
すぐに予定があるわけでも決まったわけでもない。
13名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:50:46 ID:tw/UdV25
図書館にいって一冊だけ見るなんてことはしない。
何十冊も中身をチェックしてじっくり読みたいと思った本を借りるんだ。

定額制にして好きなだけ読めるようにしてくれ。
14名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:51:53 ID:tq+Ef66n
もちろんPDFファイルで落とせるようにするんだよな?
もうわざわざ国会議事堂前まで行かなくてもネットでコピーできるんだな。
このアイデアはかなりうれしい。
15名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:56:27 ID:iWSGvqtW
数百円なんて、コピーの紙代程度。
正直安い。
16名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 01:57:01 ID:+cqPmNGT
そのまえに日本人ってそんなに長く続くの?
17名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:00:38 ID:+JUxS60Y
googleが目論んでいたことを国がやるのか・・・

でも日本は紙媒体信仰が異常だからなぁ。
18名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:06:41 ID:dl34FiRI
おーい
俺5000円払って複写してもらったばかりだぞー
19名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:08:06 ID:9KZtjo6O
すばらしいな。

そしてセドリ屋涙目ww
20名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:09:01 ID:q7e4ZmKA
有料コピーサービスが面倒になったのもあるだろうな

21名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:09:13 ID:8wtyQ/QU
無料でしろ馬鹿

22名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:10:26 ID:w3k9Dx84
たぶん著作権ゴロが反対するんだろうな
23名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:13:36 ID:w3k9Dx84
国会図書館のコピー代って高いよね
あと人気のある書籍はコピーの繰り返しやら勝手に切りぬく輩のおかげで
ぼろぼろだから閲覧もデジタルデータのみにすべきだな
24名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:14:16 ID:Y+Yp1dhk
有料なのは全然問題ないけど、試し読みは出来るようにして貰わないと困るな。
もしくは定額制か。
25名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:17:52 ID:ulFlEdlY
早くマンガも全部デジタル化してくれ
嵩張るコミックとか雑誌は時代遅れだろ
全部ネットでDLして購読できるようにならないかな
26名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:18:11 ID:KjMIEr5U
国会図書館から薔薇族をさがしだしヤマジュンの過去作品をネットにあげたのはいい思いで
27名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:21:15 ID:R9j1YEEz
>>8
そういうのはやらないってソースに書いてあるじゃん。

28名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:28:28 ID:DpHRKFRA
>>17
google booksへの供給もやると思う。
コピーがほしい人や注文URL漬けられるわけだからな。

>>24
定額制は一律は難しいだろうね。
アクセスする書籍によってレベルを設定するみたいな形がいいかな。
29名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:43:01 ID:+PR+EI/H
キンドルってどうなんだろね。
30名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:43:53 ID:F304Y/gB
これはあっという間にネット上に流れて
結局無料で拾えるようになるんじゃないか?
31名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 02:53:42 ID:nPAC32iA
これはいいな
32名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 03:56:03 ID:OGyqfGwG
国会図書館って事は、エロ本もネット配信って事か。
33名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 04:38:39 ID:V0txH9lH
一旦DLした本のコピーを他人が所持したら重罰を課せばよい
懲役10年くらいにしたらほとんど防げるだろう
34名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 07:20:04 ID:xZGM6Ydv
35名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 09:57:22 ID:gPknP9VB
何でお金払うの?
36名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 11:44:20 ID:RE06juCv
国会図書館って炉も置いてるんだっけ?
37名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 11:48:20 ID:OG3uKsfa
朝鮮人みたい
さも自分がつくったように勘違い
38名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 12:25:59 ID:ZyTjdVKB
サーバーの無駄
ファイル共有すればいい。
各家庭の書斎を共有できれば図書館はいらない。
39名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 12:50:46 ID:uyPoBwDr
実際の図書館のあり様からして
・閲覧のみ・・・無償
・印刷可・・・従量制で課金
でいいと思う
40名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 14:36:00 ID:DpHRKFRA
>>38
今はサーバサイトベースがメインストリームですよ
41名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 18:44:02 ID:4xuY7WWp
>>1
そういえば国会図書館ときいて最近は良い話がまったくなかったな
日本の戦争犯罪の証拠を税金で保存し、外国人の裁判に役立ててもらうってな民主案の話ばかりだったから。
42名刺は切らしておりまして:2009/08/24(月) 20:38:03 ID:0o1HvOaw
これはいい。
地方の人がうれしいだろうね。
43名刺は切らしておりまして:2009/08/25(火) 20:36:04 ID:bJyK0QT+
週刊プレイボーイのシリーズ連載「Googleの正体を暴く!」は、あの雑誌にしては硬派で面白い
実際に著作権法違反でグーグル告発もしてるようだし、相手のえげつなさも伝わってきた
44名刺は切らしておりまして:2009/08/31(月) 20:47:22 ID:NUYKp6JP
>>3
>慶應義塾大学の金氏は、似たような取り組みとして韓国が2000年から実施している図書館補償金制度を 
>紹介した。これは、書籍を権利者の許諾なく図書館がデジタル化する代わりに、一定の補償金を権利者に 
>支払うというもの。料金は印刷1ページにつき5ウォン、1ファイルにつき20ウォンという。金氏は韓国に比べて 
>日本の動きは遅すぎるとし、こういった補償金制度などを取り入れ、書籍のデジタル化を進めるべきと提言した。 

やはり補償金制度って、韓国系の利権なんだな。

死ね。で、無料化しろ。
45名刺は切らしておりまして:2009/08/31(月) 21:49:58 ID:292iK9Ti
↑日本語でおk
読めないならしゃべるな。
46名刺は切らしておりまして:2009/08/31(月) 22:13:48 ID:4W2vrjrD
>>44
相変わらず超汚染人丸出しだな、お前は。
47名刺は切らしておりまして:2009/09/03(木) 02:21:31 ID:8h6tX28J
電子ジャーナルや新聞の全文検索みたいに
研究・教育機関向けのライセンスをしてくれ
48名刺は切らしておりまして:2009/09/03(木) 02:57:02 ID:klvi23sp
図書館って税金だから基本無料にしないと・・・
コピー代ってことか?
49名刺は切らしておりまして:2009/09/03(木) 10:01:13 ID:xVJZOHd2
 一歩前進という感じだな。国会図書館は、現在でもほぼワンクリックに近い
状態で複写郵送できるシステムがあるから、それを電送化するだけだもんな。
いいね。
50名刺は切らしておりまして:2009/09/03(木) 12:37:02 ID:RdH7rddh
絶版専門書で儲けていた古本屋は全滅?
神保町は廃虚になるの?
51名刺は切らしておりまして:2009/09/03(木) 20:17:54 ID:/o7RIR+p
これこそ民間に開放すべき仕事じゃないの
52名刺は切らしておりまして:2009/09/03(木) 23:24:32 ID:RT7vVJ33
>>50
打撃は無視できないだろうけど、古書店は無くならんと思う。
そもそも、国会図書館に寄贈されてない本は大量にあるし。
明治や大正の本はすでにネット公開始まってだいぶ経つけど、
俺の手元にある辞書類だけでもせいぜい半分以下しか
公開されてない。
まぁ、現在とは収集された経緯が違うから一概に言えんが。
53名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 08:02:09 ID:2koQ4ZCp
入手困難な本を読めるようになるのはありがたい
でも手に入る本であればオレは紙媒体で手元に置いておきたい派
54名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 08:48:43 ID:DkDxg2iC
昔、似たような記事読んだことあるな・・・
55名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 09:04:22 ID:xnKFAdbV
オープンリールMTのように磁器媒体の規格が古くなって、読む機械がなくなるとどうなるんだろう?
56名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 09:14:32 ID:x9WDtnlM
禁書も閲覧可能なのかな?
57名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 19:53:08 ID:3sRvyMsq
上条さんパネェっす
58名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 19:56:30 ID:NYsUD/2J
ネットにない情報や全国の図書館のどこにもない本が国会図書館にあるの?
一体どんな情報?
59名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 19:57:37 ID:ZIq0i0Ze
>>50
ビブリオマニアっていう人種は実際の現物を手に入れないと気が済まないらしいか大丈夫
60名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 20:11:33 ID:3s68M7zC
コミケの電脳化はいつ?
61名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 20:21:11 ID:r83lNHSy
情報そのもので金を得ようとしている限り、失敗するだろうな。

グーグルが検索で稼ごうとしたり、アップルがiTunesで稼ごうとするようなものだ。
62名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 20:23:12 ID:SbpWkWN8
古文書は無料だよね
63名刺は切らしておりまして:2009/09/04(金) 20:30:17 ID:r83lNHSy
> ユーザーが求める情報を検索によって、ピンポイントで探せるようになることだ

今までは知識を活用して結果を出してきたけれど、これが実現すると
まず結果を想定してから知識を集めて活用するみたいになるのかねえ。

頭の良さという価値観ががらりと変わりそう。
64名刺は切らしておりまして
日本語でネットにある情報なんて、一次情報以外はゴミみたいなもの