日機装は、地熱発電所の蒸気性状をリアルタイムに測定できる自動分析装置を開発した。
タービン腐食や配管などへのスケール付着の原因となっている地熱蒸気中のシリカ、塩化イオンなどを
正確に測定するための装置。同社は、発電所の運転管理に極めて重要な情報をモニタリングできる
特徴を前面に受注獲得を狙う。地熱発電は、火山活動などの熱エネルギーによって生成された天然の
水蒸気でタービンを駆動し、電気を得るシステム。化石燃料を使用しないクリーンエネルギーとして
注目されている。全世界で約300ユニットが稼働中で、地球温暖化の防止に貢献できる発電方式として
注目されている。
▽ソース:化学工業日報 (2009/08/20)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200908/20/03301_2131.html