[ロンドン 16日 ロイター] 英中銀金融政策委員会のセンタンス委員は、16日付の
サンデー・タイムズ紙に寄稿し、世界的な金融危機の最悪期は過ぎたとみられるが、景気回復の
規模とペースはアジアが「世界経済の真の原動力」となれるかどうかにかかっていると述べた。
同委員は、アジア諸国が欧米への輸出だけではなく、国内の消費・投資を増やすことが
世界経済にとって重要だと指摘。
中国、インドなどアジアの消費が増えれば、世界経済の成長が高まり、インフレ圧力が
増大する結果、各国中銀による利上げの前倒しが必要になるとの見方を示した。
ただ、アジア諸国が輸出に依存した経済成長を目指し、米欧経済も金融部門の問題を背景に
引き続き低迷すれば、世界経済の成長は予想を下回り、物価も上昇せず、「長期間」低金利が
続くと指摘。
「今の段階では、どちらのシナリオになるか断言することはできない」と述べた。
先進国には「底入れ」の兆しがみられつつあり、米国とユーロ圏では、景気下降ペースが
大幅に鈍化したとの認識も示した。
ソースは
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11036920090816 依頼を受けてたてました。