太陽光発電量を120倍以上、建物はすべて省エネ化−−。環境省が14日発表した
2050年時点の温室効果ガス排出量を05年比で80%削減するシナリオの達成には、
生活や産業構造の大変革が迫られる。
斉藤鉄夫環境相は「日本が低炭素社会のリーダーになることこそが国益につながる」と
理解を求めたが、産業界は「削減コストが重すぎれば、経済活動の足かせになる」と
警戒している。
産業界が神経をとがらせるのは、投資や開発コストの多くを企業が負担させられる懸念が
あるためだ。環境省の今回の試算(高経済成長のケース)でも、鉄鋼業界が保有する
すべての高炉に二酸化炭素回収技術を導入するなど企業の投資を求める目標が並んだ。
環境省はシナリオ達成に必要なコストの詳細を明らかにしていないものの、「少なくとも
年平均数千億〜数兆円は環境分野に追加投資する必要がある」とみている。
環境省は、二酸化炭素排出量に応じて税金を課す環境税の導入▽省エネ基準の強化と
達成義務付け−−など、制度面の強化も必要とみているが、産業界では「大きな
コスト負担を受け入れる余裕はない」として、「規制が緩い海外に生産拠点を移すなど
国内産業の空洞化が進む可能性がある」との声もある。
ソースは
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090815ddm008020055000c.html 関連スレは
【環境】2050年までに温室ガス80%削減可能…環境省[09/08/15]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1250441442/l50 依頼を受けてたてました。