2008年度に九州・沖縄で売上高(単体)が100億円を超えた企業が07年度より20社減って655社になったと、
東京商工リサーチ福岡支社が13日発表した。過去最高を記録した07年度から一転、5年ぶりの減少で04年度
(651社)以来の低水準。世界同時不況を受けた急激な生産調整で、自動車や半導体関連を中心とした製造業の
減収額が大きかった。
655社の売上高は合計で24兆592億円で、前の年度より6.7%の減少。7年ぶりのマイナスとなった。売上高が
1000億円を超えた企業は43社で、06年度(46社)をピークに2年連続で減った。
1位は調査開始以来32年連続の九州電力で、1兆円を超えた。次いでトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)が
4年連続の2位。07年度は1兆円を超えたが、08年度は北米向け輸出車生産の急減で約3割の減収となった。
大分キヤノン(大分県国東市)が3位に浮上。世界的な半導体市況の悪化でソニーセミコンダクタ九州(福岡市)が
4割を超える大幅減収となり、07年度の3位から4位に落ちた。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/08/14)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090813c6c1301w13.html