セーレンは衣類の製造小売り事業を強化する。10月に男性向けデニムのセミオーダーを全国の直営店で
始める。来店客は店内のパソコン画面を見ながら柄や模様などを組み合わせ、好みに応じたデザインの
デニムを注文できる。従来の女性向けデニムのセミオーダーも模様を入れられる場所を増やしてデザインの
自由度を広げ、固定客の獲得を進める。商品群を拡充し、売り上げ拡大につなげる。
デニムのセミオーダーには、同社が開発した「ビスコテックス」と呼ぶ独自のデジタル染色技術を活用する。
パソコンの画面上でベースとなるデザインや色、模様などを組み合わせて来店客の好みに応じたデニムを
作成できるのが特徴。約350億通りに上るという。デザインを発注すると同社の縫製工場で織り上げ、
約2週間後に顧客の手元に届く仕組み。
価格はデザインに応じて異なるが、1着2万〜3万円程度になる見込み。東京都や神奈川県、福井県など
全国11カ所にある同社の直営店で10月から取り扱いを始める。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/08/11)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090810c6b1002z10.html