昨年経営破たんした米証券会社リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは、米連邦破産裁判所に
11日提出した書面で、アジア子会社サンライズ・ファイナンスの再建が新生銀行主導で行われた場合、
リーマンが回収できるはずの5億ドル(約480億円)が失われると申し立てた。
リーマンは破産裁判所判事に対し、新生銀主導の更生手続きを差し止め、破産法の適用を
申請した企業の資産を債権者から保護する規則に新生銀が違反していると認定するよう
求めている。新生銀は、米投資家クリストファー・フラワーズ氏が後押ししている。
リーマンの書面によれば、サンライズは債務の20%を返済するつもりであり、
返済額はリーマン・ブラザーズ・アジア・ホールディングスが約4億9000万ドル、
リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが3万ドル、新生銀が5200万ドルとなる。
新生銀は自行に全額返済する一方、リーマンには全く返済しない計画案を東京の
裁判所に提出した。
リーマンは昨年9月に連邦破産法の適用申請を行い、米国史上最大規模の経営破たんとなった。
同社はリーマン・ブラザーズ・アジアやサンライズなど関連企業からの資金回収を進めている。
新生銀の広報担当レイモンド・スペンサー氏にコメントを求める取材を試みたが、回答は
得られていない。サンライズとリーマン・ブラザーズ・アジアは昨年9月、破産手続きを開始した。
ソースは
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003015&sid=ax4ojVMrps1k&refer=jp_europe 依頼を受けてたてました。