第2四半期の世界インターネット広告支出は、前年同期比5%減の139億ドルとなり、2四半期連続の
マイナス成長となった。IDCが8月5日に報告した。
ほとんどの地域でオンライン広告支出が減少し、米国では前年同期比7%減の62億ドルだった。
アジア太平洋地域と日本は微増となった。
米国ではすべての形態のネット広告売り上げが減少した。特にディスプレイ広告は12%減、クラシファイド
広告は17%減で、減少幅が最も小さかったのは検索広告だった。またほとんどの主要Webサイトで広告収入が
2けた減となり、例外的にGoogleは減少率が1けた台前半にとどまった。最も減少率が大きかったのは
求人情報サイトMonster.comで、31%減だった。
IDCは第3四半期について、米国では広告主が第1、第2四半期と同じくらいオンライン広告支出を減らすと
見込んでいる。ただし、下げ幅は縮小し始め、2010年半ば以降は回復する可能性があるとの予測も示している。
▽ソース:ITmedia (2009/08/07)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0908/07/news009.html