★東北の主要企業、来春の新卒採用33%減 日経調査
日本経済新聞社がまとめた2010年春の東北主要企業の新卒採用計画は09年春と比べ
33%減となった。国内外の景気低迷で業績が振るわず、新規採用を手控えたり、
人件費の安いアルバイトやパートなどで代替する企業が目立っている。09年春入社の
採用活動では首都圏の大手企業と学生を奪い合う構図もみられたが、一転して企業の
採用意欲は減退している。
7月末までに東北の主要企業81社から回答を得た。未定などと回答した企業を除き
前年と比較可能な計画数を集計した。
09年に比べて採用を減らす、ゼロにすると答えた企業数は33社と全体の4割を占めた。
減らすと答えた企業に理由を尋ねると、3割強が「業績が悪化した」と回答、半数近くが
「人件費削減のため非正規雇用で対応する」とした。
国内外で急速に需要が減少した製造業で採用を減らす例が多い。東北リコーは10人減の
40人、福島製鋼は27人減の13人とする。半導体製造装置関連の日本セラテックや液晶
ガラス基板加工の倉元製作所など大規模なリストラをした企業では新卒採用を見送る
例もある。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090806c3b0605c06.html