【宇宙開発】「長寿衛星」　NEC攻勢　新型エンジン　米社と開発［09/08/04］

ＮＥＣは３日、米国のロケットエンジン大手エアロジェット社（カリフォルニア州）とイオン化燃料を
使った人工衛星向けの新型エンジンを共同で開発・販売すると発表した。
ＮＥＣは宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）から委託を受けて製造している従来品より寿命の長い
新型イオンエンジンを世界で販売。これをテコに、２００８年度に５００億円弱だった宇宙関連事業の
売上高を１９年度までに１０００億円に引きあげる方針だ。

≪性能実証が強み≫
イオンエンジンは、イオン化した燃料を高速噴射することで推進力を生み出すのが特徴だ。
ロケットエンジンに比べて燃費が良いため、長期間の運用が求められる人工衛星や惑星探査機など
国際的に採用が広がっている。すでに小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されており、ＮＥＣはそうした
信頼性を武器に新規顧客を開拓し、３年間で２０億円の受注を見込んでいる。

ＮＥＣがエアロ社と共同で取り組むのは、「マイクロ波放電式」と呼ばれる新型モデル。
イオン生成にマイクロ波を用いる独自技術によって従来品の２倍以上の寿命の長さを実現できるほか、
機器の壊れにくい構造を実現するという。

新型イオンエンジンについてＪＡＸＡの國中均教授は、「長期間の使用に耐えられることが重要な
人工衛星分野で注目が高まるだろう」と、今回の意義を説明する。

２００３年に打ち上げられたはやぶさは、すでに小惑星「イトカワ」への着陸に成功。来年６月に地球に
帰還する予定だが、３万時間以上の長期運用に成功しているエンジンだけに、ＮＥＣの宇宙事業開発
戦略室の高橋実室長は「性能が実証されていることは最大のアピールになる」と期待を寄せる。

ＮＥＣと協業するエアロ社はロケットや人工衛星のエンジン分野の大手メーカーとして世界的に
知られる存在だ。

ただ、ＮＥＣの製造している新型イオンエンジンは手がけておらず、新たにラインアップに加えることで
商品の「提案力」強化を狙う。両社は今年１０月末までに最終合意し、来年１月から米国市場での
提案活動を開始する計画だ。これに合わせて、はやぶさ向けに絞っていた仕様を他にも広がる。

また、高速噴射による推進力を２０％引き上げるといった共同開発も進め、
米国の人工衛星向け小型イオンエンジン市場で６割以上のシェア獲得を目指すことにしている。

≪民間参入　市場拡大≫
１９５６年から５０年以上にわたって宇宙事業を展開しているＮＥＣは、６０を超える人工衛星を製造。
最近でも、若田光一さんが完成させた日本初の有人宇宙施設「きぼう」の制御システムやロボットアームの
開発・製造を手がけている。

調査会社、富士経済の予測によると、国内の航空・宇宙関連市場は０７年の約２兆１４００億円から
１３年に約２兆５７００億円に拡大するという。民間企業が人工衛星をビジネスに活用するなど
宇宙事業が拡大傾向にある中、ＮＥＣとしては「国内外で事業を強化する」（航空宇宙・防衛事業本部の
近藤邦夫副事業本部長）構えだ。

ソースは
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200908040007a.nwc

■NEC
http://www.nec.co.jp/
2009年8月3日　米国エアロジェット社と人工衛星向けイオンエンジンの開発・販売で協業
http://www.nec.co.jp/press/ja/0908/0302.html
会社情報・株価
http://company.nikkei.co.jp/index.cfm?nik_code=0001190

へ〜不景気とか言ってる割に宇宙産業には金かけるんですね。

NECに掛けてるのは長寿命

「はやぶさ」は来年6月か・・・

NECガンガレ、超ガンガレ。

高付加価値商品でならまだ勝機がある。

3年で20億円・・・NECクラスの企業の事業として採算ベースになるのか？
というか、もし事業として成り立たないと判断したら、「その衛星が使命を終わらせた」か
どうかに関係なく事業から撤退するのか？
京速計算機の前科持ちだからなぁ。危なっかしくて発注ないんじゃない？（笑）

エアロジェットは老舗のミサイル製造会社だね。
アメリカじゃ3番手くらいで、潰れかけてるからもう力は残っていないけれど。
NECがアメリカで直接やると反日野郎どもが貿易摩擦だとかうるさいから
アメ公が働いてるエアロジェットに売らせてるんだろ。

バ〜イアメリカン♪

はやぶさで性能が実証されてるエンジンと違う構造にするのにか？
新型は何を根拠に性能が実証されてるとうたうんだ

はやぶさ10

>>9
目を通すのよ
http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20090804_306907.html

新型イオンエンジンは実質NECが開発して
エアロのルートで販売することになるのか

どんなものでも推進力になりえるんだなあ。

>>2
確実に成長が見込める分野だからな。

>>2
不景気だからこそアメリカ市場に打って出るんだろ
日本国内じゃJAXAに１，２個売れて終了ｗ

>>9
軌道上での不具合やらかしたときの賠償も半端じゃないだろうから
仕様を変えるなら、信頼性確保のための長時間の動作確認試験が不可欠だよな。
「はやぶさ」だからＪＡＸＡの設備・予算で試験できたんだと思うが
商売でやるなら、試験設備を社内に新たに持たなきゃならんのでは？

もしそうなら、数億なんか直ぐかかるだろうから、３年２０億なんて計画じゃ箸にも棒にもかからんと思うが。

IHIは自力でBT-4シェア伸ばしてるのにNECは情けないな

NECって、こんなこともやってたんだ。
軸を決めろよｗ

>>16
宇宙関連機器とか、製造者の責任を限定するような契約結んで納入するよ

でももうすぐ中国が宇宙戦争始めるから、寿命あんま関係ないでしょ

あいつは必ず戻って来る

PCエンジンのスレかと思ったら案外普通だったｗ

ついに人工衛星まで高齢化社会の波がきたのか・・・・

口で言うのは簡単だからな
おそらく赤字だろう

衛星の長寿命化技術って面白いけど、売り込んだら自分で自分の首絞めるようなもんじゃ。

要するに元エンジニアが営業やってるＮＥＣには営業力が皆無というニュースですよねｗ

単に回り続けるだけなら、長寿の衛星はある。


http://www.technobahn.com/news/200803292102
米国の人工衛星「バンガード1号」、打ち上げから半世紀の世界記録を達成

2008/3/29 21:02 UTC ? 米国がソビエトのスプートニク衛星に対抗するために2番目に
打ち上げた衛星「バンガード1号」が今月17日に、打ち上げから半世紀を超過して尚、
衛星軌道上を周り続けるという人工衛星の世界記録を達成していたことがわかった。

軌道修正用の燃料で決まるんだよ。
回すだけなら、空気の薄い高軌道回せばいくらでも回る。
月も50億年ほど回りっぱなしだ。

>>25
寿命の短い衛星を沢山作ってもスペースデブリが増えるだけだから、
結果的には自分の首を絞めることになる。

NECってパソコン作ってるだけかと思っていました・・・

PC-9801キーボードのWin・Mac版を販売してくれよ。

電機メーカーが、テレビは「ブランド宣伝商品」と考えるのと同じように、
高品質キーボードで、ブランドの認知度は上がるよ。

富士通はやってる。

NECは宇宙事業もすげーんだな

>>31
> PC-9801キーボードのWin・Mac版を販売してくれよ。

東プレあたりにお願いした方が早い。

むしろ、コンシューマのパソコンの方が苦しいだろうな
無線通信、有線通信、半導体、業務向けサーバ、軍事、宇宙関係はむしろ得意分野。

もともと、NECは一般向けに商売するのがすごく下手
携帯とPC…大丈夫か？
半導体はルネサスに移すんだっけ。

携帯とPCは撤退予定だが、撤退を表明しようとすると社長が怪死したりとか
そんなのが何度も続いていて、今の社長も役員も自分の健康が気がかりで
それどころじゃないｗ

>>35
> 携帯とPCは撤退予定だが、撤退を表明しようとすると社長が怪死したりとか

セレソンの仕業だな。ノブレス携帯を売り出さないからそういうことになる。