欧州連合(EU)の欧州委員会は13日、金融危機の再発防止策の一環として、
銀行の自己資本規制改革案の第1弾を発表した。
複雑な証券化商品を保有している銀行に対し、将来の損失に備えて自己資本の
積み増しを求めるのが柱。
金融機関が短期的な利益を追求させる従業員・役員の報酬体系をとっている場合、
監督当局が自己資本上積みを要求したり、制裁金の支払いを命じたりできる
ようにする。
EUは昨年来の金融危機を受け、金融規制・監督の見直しを進めてきたが、
銀行の自己資本規制見直し案を示したのは初めて。
今後も第2弾として好況時に自己資本を上積みし、不況時にそれを
取り崩せるようなルールを打ち出す方向。
27加盟国共通の規制であるEU指令案(法案)として具体案を詰め、2011年の
施行をめざす。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090713AT2M1302O13072009.html 依頼を受けてたてました。