日銀松江支店の調べによると島根、鳥取両県に本店を置く銀行と信用金庫の投資信託の預かり残高は、
今年3月末時点で2088億円だったことが分かった。 2003年以降の株式相場の上昇局面では順調に残高を
伸ばしてきたが、昨秋からの世界的な金融危機の影響などで昨年9月末をピークに減少に転じた。
同支店がヒアリングして半年単位で残高を調べた。ゆうちょ銀行は対象に含まれていない。
投信の預かり資産残高は株式相場の上昇に伴って大きく増え、04年3月末に比べて2.6倍になっている。
ただ、相場の下降局面では解約も相次いだため今年3月末の残高は08年9月末比で1.2%減となり今回、
調査した04年3月末以降で初めて減った。
同支店が山陰に店舗を持つ証券会社にもヒアリングして価格変動型の金融資産(株式、債券、投信)の
残高を調べたところ3月末時点で1兆 167億円だった。同時点で個人預金は3兆3756億円あり、山陰に
住む個人が保有する金融資産の約2割が、比較的リスクが高い金融商品で運用されていることが分かった。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/07/07)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090706c6b0602006.html