三光合成は26日、希望退職によって5月末までに国内外で正社員330人を削減したことを明らかにした。
オランダの連結子会社では今月に入り車両部品の生産をいったん取りやめた。代わりに英国の子会社が
担う。連結売上高の5割超を占める車両部門などで受注が低迷しているため、人件費を含め一段の
経費削減を進める。
希望退職したのは国内110人、欧州70人、アジア150人。希望退職の実施は、日本と欧州では3期ぶり、
アジアでは初めて。特別退職金として計3億6000万円を2009年5月期に計上した。国内外の従業員数
(連結ベース)は5月末時点で前年同期比2割減の1860人となった。一連の施策で年間5億円程度の
経費削減が見込まれるという。
国内では40歳以上の正社員を対象に、08年12月に希望退職の募集を開始。応募期間は当初1カ月の
予定だったが、5月末まで延長していた。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/06/27)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090626c6b2601y26.html